2015-09-23

みんなAnkerとかCheeroのモバイルバッテリーしか買わないのでAukeyのバッテリーを買ってみたよー

モバイルバッテリーの出力制御戦国時代

AnkerのPowerIQで一気に消費者に知れ渡った感のある電流量の制御技術ですが、最近ではPowerIQ以外にも類似技術を搭載したモバイルバッテリーが登場しています。

  • Anker/PowerIQ
  • RAVPower/iSmart
  • EC Technology/AUTO IC
  • Aukey/AIPower

個人的にはこれら全部中身はおんなじでブランディングの都合でアイコンにされてるだけだと考えているので、今回AukeyのAIPower技術を採用したモバイルバッテリーPB-N28(12000mAh)[1]を購入しました。

ただ実際はこの辺のガジェット充電周りはUSB-PDとmicroCポートへの移行で割と近い将来劇的に変わると思っているので、あまり本腰を入れずに超大容量とかを控えるのが賢明なんじゃないかなと個人的には思っています。もちろん必要な人は買うべきです。

そして、実のところ当初EC Technologyのモバイルバッテリーを買おうとしていたんですが、AUTO IC技術を使った第三世代が22400mAhで発売されてなかったのでAukeyのそこそこモデルを選んだというのがあります。[2]

現在のPB-N28のAmazon価格は2088円でタイムセールで買った時の値段で買えるのでお買い得だと思います。次のモデルの発売に合わせた在庫処分中でしょうか。

PB-N28の通り一遍な説明は以下の通りです。

  • 容量12000mAh
  • 出力ポートx2(AIPowerで出力制御) 最大DC5V3.4A [3]
  • 入力ポートx1 DC5V2A
  • LEDライト付き(けっこう明るい)
  • 152x54x17mm 245g(マニュアル記載)
  • スルー充電可能(但し、先にぶら下がっている機器への充電は低速&バッテリー寿命縮まる?)

Aukeyとは?

Aukeyは英語サイト[4]がありますが、説明書裏表紙に書いてある住所は以下です。
No.102, Building P09, Electronic Trade Center
Huanan City, Pinghu Town, Longgang District
Shenzhen, Guangdong 518111 CN
深圳の企業ですね。名前はAnkerになぞらえたものでしょう。(断言)

AIPowerとは
[5]
AIPower technology utilizes the state of the art Texas Instruments TPS2513 evaluation module. Incorporating class-leading technology, the TPS2513 is a Dual Channel, Auto Detect USB Charging Controller Evaluation Module that drives AIPower to deliver the charging speeds you deserve.
ようは

  • TIのTPS2513モジュールを使った技術だよ
  • AIPowerはあなたにスピード充電を受けられるようにTPS2513モジュールがデュアルチャネル(複数ポート?)でUSB給電コントローラの切り替えを自動的に検出するよ
ということです。

画像とか

Amazonからは箱ではなくゴミ分別に悩むやつで来ました。
外箱。結構質素。フラストレーションフリーパッケージみたいな。
外箱裏。特になし・・・ん?
「ブレットに対応」とは。ヒットマン?
本体と説明書。追加保証カードで、登録すると18ヶ月の保証が6ヶ月延長されて24ヶ月の保証になるようです。日常的に使ったら2年持たないような気もするので人によっては入ったほうがいいかも?90Days to 12Monthsの保証に欠陥ユニットをbrand newに取り替えると書いてあるけど電池寿命はdefectiveに入るのかしら?
説明書は最後に日本語の説明があります。基本的には綺麗な日本語なんですが「本製品に手持ちの端末を接続済みましたが、携帯端末を充電しません。」というFAQがあるので、日本語対応はそんな感じだと思います。

他の同梱物はMicroUSBケーブルのみ。シンプル。
市井のモバイルバッテリーと違って入力ポートはAUKEYロゴ向かって左側面、電源ボタンは向かって右側面、出力ポートとLEDは上側面についてます。
本体上面のAUKEYロゴはインジケータも兼ねていて、動作状態及び残量の確認を行います。
  • 白 60%〜100%
  • 緑 20%〜60%
  • 赤 0%〜20%
赤点灯状態を撮ってみたんですが、スマホのフラッシュを焚いた程度で点いてるかわからなくなる程度の明るさなのでフラッシュなしの画像。

使い勝手など
Amazonのレビューに馴らしされてないというのが複数あるので、余裕のある方は最初の数回はフル充電・フル放電で使ったほうがいいかもしれません。
羊羹型のフォルムは持ち運びしやすく、非光沢プラスチックは高級感はありませんがシンプルで指紋も目立たず、扱いやすいかなと思います。
大きさの例えは細長いものでいうと小ぶりなカンペンケース(歳がばれる)が近いかと思います。重さは12000mAhある割にはさほど重く感じません。持ちやすさが寄与していると思います。
AIPowerが乗っているせいか、Nexus7(2013)の充電はめちゃくちゃ速く感じます。

US/UK/ドイツ/フランス/イタリアではAnker PowerCore+として10500mAh[6]と13400mAh[7]のものが発売されていますがAnker PowerCore+シリーズは日本では展開予定はないんでしょうかね?


[2] AUTO ICの乗った20000mAhが出てればそっち買ってた。
[3] マニュアルには4.8Aと記載されているが多分本体刻印の方が正しい(未検証)
[5] http://www.aukey.com/aipower
[6] http://www.ianker.com/product/A1310011
[7] http://www.ianker.com/product/A1315011