2012-12-20

ひょひょいと台湾~その他雑感~

まだまだ経済発展中?
メインランドチャイナとの強い経済的な繋がりがあることもあり、昨今の経済発展もありましたが、他の東南アジア諸国同様、現在でも(緩やかながらも)経済成長が続いているようです。[1]

経済成長が続いているという事は端的には街に活気があるという事であり、普段の生活からの息抜きに良いのではないかと。

うまい、安い、ごはんどころ
現在でも日本の影響が感じられる台湾ですが、沖縄よりも南にあるという温暖な気候から、熱帯の食材(特にフルーツ)を使った料理もあったり、いわゆる中華料理とは違ったものもあり、しかも非常においしいです。
また、メインランドチャイナの4大料理も台湾で美味しくいただけます。北京料理(北京ダック)、四川料理(エビチリ)、広東料理(シュウマイ)、上海料理(小籠包)それぞれ本場の味で、お店もたくさんあります。
そして、他のアジア地域とは違う可能性もある特色として、「白いご飯」がそのまま食べられます。少し料金を上乗せすれば魯肉飯もいただけますし。これも日本人には嬉しいところ。


観光で行くなら天気は大事
天気としては沖縄に近いので、結構雨が多いです(季節によりますが)。
九份(ジウフェン)の景色や台北101からの眺めを目的に行くのであれば、季節を選んで行ったほうがいいかもしれません。


原付に轢かれそう
街の人の移動手段としていわゆる原付が非常に多く、太い道の歩道は半分は原付が止められていて歩く邪魔になるほど。また、日本ほどは歩行者が優先されないので、ボヤボヤ横断歩道を歩くといつ轢かれてもおかしくない感じはあります。
また、排気ガス避けの為にマスクをして原付に乗っているので、女性の付けるマスクがカラフルになるなど進化していて、2000年前後の日本を知っている人はカラーギャングを思い出すかもしれません。

大抵は読める(聞きとれないけど)
街の標識は漢字で書かれているので、7割くらいは意味がわかります。ただ、発音は全然違うので、コミュニケーションを取るのは難しいかも。少なくとも台北の街中では日本語を話せる人は殆どいないに等しいです。


近代化度はシンガポールの方が上
近代化度といっても端的にシステム化(効率化)されていて手間が省けるとかそういったところですが、以下のようなところで「やっぱシンガポールすげぇな」と思いました。
  • チャンギ国際空港のターミナル間で無料のMRTが走っている
  • SingtelのSIM契約がパスポート提示後はSMSのやり取りだけでできた
  • シティの有料道路は全部自動メーターで一切停車しない
一方で、シンガポールの場合はある程度以上歴史的な建物も殆どありませんし、相対的にそういったところに現れるんだろうなとは思います。[2]
また、日本では成田にあたると思われる桃園(タオユェン)国際空港はアクセスが悪いのですが、間もなくMRTが開通するとのことで、この辺はまだまだ良くなっていくポイントかなとも思います。


定期便はたくさん出てるのに国交がない
それでも我々日本人が知っておかないといけない点は、第2次大戦までは台湾が日本の植民地であったこと及び、1972年の日中国交正常化と同時に日華断交された為、現在の日本と台湾は国交がないということです。
通常、国交がないというと大使館がない、定期便が少ない、交流が少ないということになりますが、台湾へは日本人は観光で行くだけならビザは要りませんし定期便も毎日飛んでいます。
また、メインランドチャイナと違い、台湾では愛国教育も行われていませんし、民主化の大きな契機となった二二八事件も最近ようやく公に振り返るようになりました。
今回は感じませんでしたが、植民地支配時代の事を考えると日本の事を嫌っている人もいるかもしれません。そこは心に留めておく必要があると思います。

これからも身近な友達でいたい
でも自分は台湾が大好きです。行く前から好きでしたが、行ってからもっと好きになりました。次はもっと中国語を勉強して台北以外に行きたいですね。
我愛台灣!

[1] 第3四半期台湾GDP改定値は前年比+0.98%、若干の下方修正 通年成長率見通しは引き上げ http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK828095120121123
[2] 台湾は第2次大戦で沖縄と違って激しい地上戦がなかったため、大戦前の建物が結構残っています。

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