2014-02-05

特定のMACアドレスに対してIPv6アドレスを設定するDHCPv6サーバを構築した(1)-序章

やる前は1エントリで済むと思ってたんですが実際やってみるとすげー大変だったのでいくつかに分けます。
現状&やりたいこと
我が家では部分的にIPv6を導入していて、VPN(L2TP)ルータとしてヤマハのRTX1100を使っています。また、RAもRTX1100からLAN側に流していて、ステートレスなIPv6アドレス設定はできている状態です。


ですが、ご存知の通りIPv6アドレスは長い事、ステートレスに生成するIPv6アドレスは128bitぶんのアドレスを使い切る(0ではない)ので、LAN内のサーバにも頻繁にアクセスするには辛いアドレス(手入力したくない)が設定されます。[1]
そこで、IPv4では家庭用のブロードバンドルータでもできるような「特定のMACアドレスに特定のMACアドレスを配布する」をIPv6で実現しようと思いました。よく言うDHCPv6によるステートフルなIPv6アドレス割り振り(しかも固定アドレス)です[2]。

せっかくヤマハルータあるんだからコマンドいくつか流しこめば出来るんじゃないかと思ったんですが、現状のヤマハルータではRTX1100に限らずこの機能が提供されていません。


なので、LAN内のPCをDHCPv6サーバにしてみようというのが今回のスタート地点です。

今回の記事の全容は以下になります。

  1. 序章←今ここ
  2. DHCPv6サーバの設定(1)
  3. DHCPv6クライアントの設定
  4. DHCPv6サーバの設定(2)
RTX1100の設定はこんな感じです。

  • LAN1がLAN
  • 配布するRAのprefixはfd00:dead:beef::/64
  • DHCPv6使うのでRAのMフラグは立てる

具体的には

  • # ipv6 prefix 1 fd00:dead:beef::/64
  • # ipv6 lan1 prefix fd00:dead:beef::/64
  • # ipv6 lan1 rtadv send 1 m_flag=on
このエントリはここまで。


[1] AAAAレコードを返すDNSサーバを置いても解決できる問題ではありますが
[2] ステートフルの定義を理解できてないかもしれないので間違っていたら教えてください

0 件のコメント:

コメントを投稿