2012-02-22

シンガポール旅行記 ~入国編~

シンガポールにいく場合はチャンギ国際空港から入国することになると思いますが、まず入国時にすることについて。

イミグレ・両替

チャンギ国際空港はイミグレの前にも両替所があるらしいのですが、私の場合イミグレが空いてたからとっとと済ませてしまって未確認です。
イミグレの外の両替所でBuyingの値が大きいところを狙ってSGDに両替します。空港内の両替所だと、手数料が無料らしいです。
ご参考まで、私が両替した時は日本円のBuyingが1.6520だったので、当面の行動費5万円が826SGDになりました。
「Please change this to Singapore Dollars.」とか言えば大丈夫です。

通信手段の確保

空港の両替所でSGDに変えてもらったあと、おじさんから「電話はどうだい?」と言われたので、キャリアを見てSingTelである事を確認し、「SingTelのHi Card Broadband on Mobileを探している」と伝えるとどうもピンと来ない様子。ここからJanglishとSinglishの戦いが始まるのです。
「15SGDで3日だけデータ通信が無制限にできるSIMがあるはずなので、その契約をしたい」
「この中にあるか(パンフレットを見せる)」
「これ」

「じゃあ28SGDのSIMになるね」

「お前は何を言っているんだ。FREE 5MBって通信が5MBしかできないんじゃ困るし、15SGDとパンフレットでも書いてあるじゃないか」
「このSIMなんだって」
「どうも納得できない(ちゃんと通じてるのかもわからないし余計に)」
もう面倒になってきたので、とりあえず納得した振りをして、28SGDでSIMを買う
「持ってきた電話はあるか?」
SIMフリーのDesireを見せる。
「SIM刺してみて、使えるかどうか試してみてくれ」
キャリアをサーチして、SingTelがあるのを確認したので選んでみるが、アンテナマークは点くが3Gが点かない。
「こんな感じになった。SingTelを選んだけどあってるよね?」
「ちょっと貸してくれ」
なにやら色々操作をしている。まぁ向こうは電話経由の決済手段を持ってないはずだし変な請求されることもないだろうと待っていると、
「1でいいか?(画面を見せながら)」

SMSを送信(返信)、やや待つ。
「2でいいか?(画面を見せながら)」

SMSを送信(返信)、やや待つ。
「4でいいか?(画面を見せながら)」
SMSを送信(返信)、やや待つ。
「1でいいか?(画面を見せながら)」
問題なく終わり。のSMS受信。

なんやら画面に通話残額13SGDみたいな表示。ブラウザでGoogle表示して表示されることを確認。
契約時にパスポート提示は必要だったけど、後は何もすることなく契約完了。通話の13SGDはSIM代28SGDから3日間使い放題の15SGDを引いた残りが充当されたことに後から気付く。
えらい迷惑かけたなーと思いながら、Thank you very match.と言い残し両替所を離れる。

SingTelなSIM。


通話後に表示される残高。相手はシンガポールの携帯(BlackBerry)。通話料金は良くわからない。

シンガポール旅行記 ~前準備編~

今回の旅行では、パック旅行ではなく、フライトとホテルを別々に取りました(ぼっち旅行だし・・・)
フライトもホテルもせっかくなのでAndroidアプリを使って取っています。決済はクレジットカード(VISA)。

フライト予約(TripAdvisor)

日程に余裕があればフライトとホテルをまとめて取った方がいいのかもしれませんが、便に空きがないくらい間近な場合は別のほうが良い結果を得られるかもしれません。
国内であればJALかANAか・・・というところですが今回の行き先はいかんせん海外ですので、JAL/ANAに限らず広く考えたいところです。なにせシンガポール航空という世界的に評価の高い航空会社もあることですし。

今回はTripAdvisor[1]というアプリで検索しました。日付を選んでフライトを選ぶと、ebookers.comというサイトを経由してチケットの予約ができます。
大体成田-シンガポール間だと直通かタイ経由などどこかを経由して行くルートになりますが、今回JALが一番安かったのでJALで(えー

JALを選んだものの、ebookers.comの決済になり、ポンド払いになります。なんか変な気分ですが。
後は頑張って英語を読んで進めていくと全て終了です。ebookers.comから予約についてのメールが来ます。マイレージとかは貯めてないので紐付けられるか気にしてませんでした。
ちなみに、シンガポール-成田往復で523.34ポンド(GBP)でした。内訳はチケット代513.70GBP、ebookers.com使用料9.64GBPです(クレカ請求は別々に来ます)。合わせて62809円でした。

今改めてTripAdvisorを起動してみましたが、航空券を選ぶと評価をしないと先に進めないようなので、他の手段の方がいいかもしれません。

ホテル予約(Expedia)

ホテルの予約はExpediaを使いました。値段とグレードでフィルタリングできるのと、やっぱり地図上で場所を紐付けて近くを探せるのが大きいです。[2]
今回は安宿気味のホテルをリトルインディアで。ホテルに関してはシンガポールは高いです。浴槽なしで一泊1万円弱。クーラーだけは使えることを確認しましょう。その他ドライヤーは備え付けか、セーフティボックス有無など、日本のビジネスホテルでは当然のことがなかったりします。連泊の場合はハウスキープが毎日かどうかも。

夜フライトがオススメ

今回はフライト予約をする時に何も考えてなかったので往復昼フライトだったのですが、飛行機で7~8時間かかるので、お値段は張りますが(東京近郊なら)羽田から夜フライトのほうがいいと思います。
私はずっと機内で映画を見ていました。

  • 結構長旅なので、昼の間ずっと空を飛ぶことになる
  • 昼フライトだと夜に着くので、大抵何もできずにまずホテルにチェックインすることになる
  • 帰りのフライトが朝早い(チャンギは24時間空港です)と、MRTが走ってない可能性があり、タクシーを使わざるを得ない可能性(まぁタクシーでも十分安いですが)
  • むしろその状況になって、かつ、タクシーを捕まえられない場合はどうにもならない(携帯からSMSで呼ぶこともできますが)
  • 帰りは帰りでイミグレと両替(シンガポールで両替したほうがレートがいいらしいです)をしないといけなくて時間がかかるので、早く着いているに越したことはなく、夜出発の方が楽


[1] https://market.android.com/details?id=com.tripadvisor.tripadvisor
[2] https://market.android.com/details?id=com.expedia.bookings

2012-02-04

シンガポール旅行記 〜電気街編〜

予備知識を身につけたら、ガジェット好きを標榜する弊blog。もちろん秋葉原は大好きです。今度はシンガポールでの電気街(建物)を紹介します。

シンガポールで電気街といえばこの3つ
電気街というには少し気が引けますが、この3つのショッピングモールしか事前調査でわからなかったので、今回紹介します。
『たった3つ?』と侮るなかれ。3店舗ではなく、それぞれのモールの中に20〜30店舗くらい入っています。

  • フナンモール (Funan DigitalLife Mall) [1]
  • シムリムスクエア (Sim Lim Square) [2]
  • シムリムタワー (Sim Lim Tower)

フナンモール
フナンモールは、MRTのシティ・ホール(City Hall)またはクラーク・キー(Clarke Quay)が最寄り駅になります。East West Line/North South Lineが近い場合はシティ・ホール、North East Lineが近い場合はクラーク・キーから行くと良いでしょう。どっちも都会なので、治安は問題ありません(クラーク・キーから歩けば、多少距離はありますが、夜景が綺麗なシンガポール川沿いを堪能できます。昼は歩いてないのでわかりませんが)



フナンモール(かつてはフナンセンターという名前だったようです)は、真ん中?に大きな吹き抜けのあるショッピングモールで、地下1階にスーパー、1階にマックなどがあり、その上の階の多くがPC、携帯、タブレットなどのショップになっています。
雰囲気としてはとてもオシャレで綺麗です。買い物もしやすいですし。場所も都会なので、普通の買い物気分でガジェットを買えます。
また、最上階のChallengerというお店(最上階はChallengerしかない)がとても広く、メジャーどころの大抵のものは売っているので、最初にChallengerに行って、下のお店に下っていくと効率的かもしれません(Challengerは24時間営業らしいですし)

また、フナンモールのもうひとつのおすすめポイントとして、インターネットキオスクが各階にあるので、ちょっとした調べごとなら手ぶらでもできます。トイレもTOTOでした。

シムリムスクエア
シムリムスクエアは、MRT最寄り駅はリトルインディア(Little India)またはブギス/バジス(Bugis)になるので、North East Lineが近い場合はリトルインディアから、East West Lineが近い場合はブギスから行くのがいいでしょう。
また、(リトルインディアから行った場合だけかもしれませんが)このあたりは結構雑踏というか、シティ部と比べると歩道が歩きにくい(歩道の半分がアーケードになっていて、アーケードの柱が歩道の真ん中にあるため、手荷物が多いと歩きづらい)ので、手ぶらでない場合はタクシーで行ったほうがいいかもしれません。
私が行ったときは更に目の前の交差点が大絶賛工事中だったため、歩道が訳解からないルートになってるし、歩行者の信号は青になったと思ったらすぐ赤になるしで結構行きづらかったです。


大きな地図で見る

シムリムスクエアはフナンモールに比べるとより広く、売っているものもPCよりは携帯電話やガジェットや一般的なケーブルなどの方が多い、専門店の集まりのような感じです。よりアキバに近い趣きで、お店の前を通り過ぎるだけで声をかけられるし(何言われてるかわかりませんが)、いわゆる中華Padのような大量には流通しないものを売っているショップもそこそこあります。

シンガポール来てからシムリムスクエアに入った時に初めて「呼吸してるなー」と感じました。
また、リトルインディアが近いせいかインド系の人を気持ち多く見かけた気がします。熱心に買い物してましたね。

シムリムタワー
シムリムタワーは、他の2つとはちょっと趣きが異なって、15年くらい前の秋葉原(パソコンに侵攻される前)という感じで、オーディオ・スピーカー・ミキサー・照明・電子部品・オシロなどを売っているお店がほとんどです。
場所は、シムリムスクエアの交差点の向かい側。店舗も多くはないし、人も少ないです。
ですが、そのジャンルに集中してかなりの量があり、今のアキバよりもその方面のお店は多いのではないかな?とも思います。


大きな地図で見る

という訳で、シンガポールにおける電気街を紹介しました。ことSDカード等のメディア類については、秋葉原でも円高はかなり迅速に反映されているため、シンガポールで買ったほうが安いということはあまりありませんが、ガジェット類でも「日本で売られない」ものについては遥かにシンガポールの方が品揃えがいいです。世界のどこかで発売されていれば、かなりの確率で売っています。
またその場合、日本から買うには輸入するか輸入してくれるショップで買うことになりますが、そのタイムラグや値段を考えると、シンガポールに用があったりしたら買って帰るのがいいかもしれないという印象を持ちました。

ちなみに、シムリムスクエアとシムリムタワー、シムリムは「森林」らしいです。

[1] http://www.funan.com.sg/
[2] http://www.simlimsquare.com.sg/

2012-02-01

シンガポール旅行記 〜予備知識編〜

さて、唐突ですがシンガポールへ行って参りました。
初の海外旅行にしてのんびり一人旅、しかもパックではなくフライトもホテルも自分で取ってという一見無謀にも思える経験ですが、日本は寒いし雪降ってるしというのと、親戚がシンガポールで仕事をしているので顔見せもかねてということで。
何エントリかに分けて今回の旅行についてを書き連ねたいと思っていますが、まずは本エントリではシンガポールという国について。シンガポールに行ったことのある人にとっては全く新しい発見のない内容になるかと思います。

シンガポールは島国
今回行くにあたって、現地に行く前の下調べをするまでシンガポールは「マレー半島の先っぽの地域」だと思っていたのですが、実際は「マレー半島の先にあるいくつかの島々からなる国家」です。
主にシンガポール島、マーライオン(ここでは一番大きなマーライオンを指します)のあるセントーサ島などの島々から構成され、古くから貿易の要所として栄えてきました。
私が中学の時に社会でNIESとかと絡めて習った記憶があるのですが・・・「華僑」という言葉とともに勉強したことは覚えています。
今回昼のフライトで現地に行ったので、着陸前は島がたくさんあること、とにかく船が多いことが確認できました。

狭い・人多い
国土の大きさは東京23区くらいということで、地図帳で見た時もどこからどこまでがシンガポールなのかわからないくらいですよね。人口は400万人超です。
・・・超人口密度高くない?

ハイソ
数年前からF1、しかも史上初のナイトレースが行われています。その時の映像を見る限りではいわゆる「超都会」。そんな印象を持っている人も多いのではないでしょうか。私もそう思いました。実際には全域が超都会というわけではないですが、特に金融街については最近では「4大金融都市」としてニューヨーク・ロンドン・東京と共に挙げられるように高層ビルだらけです。
ただし、いわゆるシティ以外の地域はそこまで高層ビルは多くないです(数年後には様変わりしている可能性があります)

暑い
地図上からわかるようにほぼ赤道直下にあり、いわゆる「熱帯」です。四季というよりは「雨季」「乾季」というくくりで、平均気温が通年で30℃。暖房という単語が存在しません。今回行った時期は雨季の終わりにあたりますが、外を歩くととにかく蒸し暑い。熱帯なんだなーと感じました。

多民族
他の様々な国と比べても特徴的な歴史を持つシンガポール。中華系・インド系・マレー系の民族がそれぞれ入り交じっています。言語も英語・マレー語・中国語が公用語となっており、それぞれの文化を尊重しあって生活している印象を受けました。
また、シンガポールの英語は「シングリッシュ」と言われており、アクセント等がいわゆる英語とは違うことが多々あるため、生粋の日本人である自分には長期滞在は難しいかなと思いました。アジアな顔立ち(モンゴロイド)だから中国語で話しかけられることが多く、それが原因の可能性もありますが。
また、一応全員が英語を喋れるようになる教育になっているはずですが、人口構成からわかるように中華系の人が圧倒的に多いので、大体どこに行っても中国語のほうが通じる可能性が高いです。
なので英語と中国語が両方ともしゃべれたらおそらくどこ行ってもおいしい料理にありつけることでしょう。

どこに行っても食べ物には困らない
シンガポールと食といえば、というくらい有名なのはホーカーズ。いわゆる屋台村ですが、そこらじゅうにあって人々の胃袋を満たします。大体5分歩くとホーカーズにぶつかる感じです。
中華系・インド系・マレー系と韓国・日本系も多少あり、食生活に関しては外食だけで生きていくことが可能です。
大まかに分類するとB級グルメが多いかな?と思いますが、十分に楽しめます。フルーツをその場でジューサーにかけて作る「ジュース屋さん」のお店もあります。
値段も廉価で、円高なことも原因ですが観光目的で来ているとは思えない値段(1食300円程度)で食べれます。足りない場合は別のホーカーで追加すればお腹いっぱいです。

シンガポールは一時期日本だった
いわゆる大東亜共栄圏の構想のもと、1942年から1945年の終戦まで日本の領地(昭南島)でした。よくこんな南まで攻めてきたな・・・と思わざるを得ません。暑いし。
占領時代には特に華僑の人を虐殺したそうで、詳細を知りたい方は色々文献を当たるとよいかと思います。一応東京裁判では6000人を殺したとのこと。
うちの父方のおじいちゃんも戦争でこっちのほうに来ていたはずなので、おじいちゃんが亡くなる前にもっとちゃんと話を聞いておけばよかったですね。。

今回、当初はそのあたりの展示がある博物館に行くつもりだったのですが、場所がわからなかったのと時間がなかったのとで、行けませんでした。

シンガポールは通信大国?
やっとこのblogにふさわしい話題です。シンガポールの結構広いエリアで「Wireless@SG」といういわゆる公衆無線LANサービスが無料で利用できます(今回は使わなかったので名前の紹介だけ)
また、携帯電話網ではSingTel(シンガポール・テレコム)、M1、StarHubという会社がサービスを提供しており、特にデータ通信しか使わないのであれば3日限定で使い放題でプリペイドという、まさしくショートステイにぴったりのSIMがSingTelから発売されているらしいということを知り、今回はこれを使いました[1]。詳細は別エントリにて。

無線に限らず、空港内やショッピングモールにはそこかしこに「インターネットキオスク」があり、一人15分まではネットサーフィンができる環境にあります。そういう意味ではインターネットの身近さでは日本なんかよりよほど上です。
ただし、USや日本への通信回線のバックボーンが太くないので、国外への通信速度という点では日本の方が上です。また、滞在中に無線ベースで使う場合は、その場所が3G通信エリアかどうかも確認したほうがいいかもしれません(初めて2G通信使いました)

移動手段がやたら安い
MRTという地下鉄が広範囲に運行していて(現在も拡大中)、しかも乗り換えて路線の運営会社が変わっても初乗り料金がかかりません (というか、乗り換えでは改札を出ません)。
また、Suicaのようなプリペイド型のカード(ez-link[2])があり、改札にかざすたびに残額が表示されますが、ドル(シンガポールドル)の単位が全然変わらないことにびっくりしました。
ドルが変わらない・・・すなわち、一回の乗り降りで100セント以内で済んでいるという事です。現在レートではだいたい1SGDは60円なので・・・すなわち1回乗り降りで60円かかってないこともあるという。
また、毎回切符を使って電車に乗ることもできますが、切符よりもez-linkを使ったほうが安く電車に乗れます。本来こうあるべきですよね。
ただ、ちょっとブレーキの効かせ方が強いかな・・・

タクシーについても、ちょっとした移動で200円くらい、少し遠いところくらいなら700円くらいで乗れちゃいます。
今回はバスはセントーサ島でしか使わなかったので言及しません。


次のエントリから今回の旅行で行った場所についてなどなど。

[1] 多分これ。 http://info.singtel.com/personal/communication/mobile/prepaid-plans/prepaid-broadband
[2] http://www.ezlink.com.sg