2013-12-28

IPv6の特殊なアドレスについて

RFC6890をちゃんと見たら色々あったので。

IPv4互換アドレス/IPv4-Compatible IPv6 address(廃止済み)
かつてあったんですがIPv6自動トンネリングが廃止になったので一緒に亡くなりました。無意味に使うのやめましょう。

  • ::/96

Loopback Address(RFC4291)

  • ::1/128
Unspecified Address(RFC4291)

  • ::/128
IPv4-IPv6 Translat/IPv4-Embedded IPv6 Address(RFC6052)

  • 64:ff9b::/96
IPv4射影アドレス/IPv4-Mapped IPv6 Address(RFC4291)

  • ::ffff:0:0/96
Discard-Only Address Block(RFC6666)

  • 100::/64
IETF Protocol Assignments(RFC2928)

  • 2001::/23
TEREDO(RFC4380)

  • 2001::/32
Benchmarking(RFC5180)

  • 2001:2::/48
Documentation(RFC3849)

  • 2001:db8::/32
ORCHID(RFC4843)

  • 2001:10::/28
6to4(RFC3056)

  • 2002::/16
Unique-Local(RFC4193)

  • fc00::/7
Linked-Scoped Unicast(RFC4291)

  • fe80::/10


2013-12-10

apt-X、君に決めた!

煽りタイトルですがお気になさらず。

元々オーディオは好きで、ピュアオーディオにはのめり込んでいないもののイヤホンにはそれなりのこだわりを持っていると自負する程度には嗜んでいました。

電源(バッテリー)、ネットワークが有線接続から無線接続に移り変わっていき、当然オーディオの接続もワイヤレスになっていった・・・かな?*1
段々とオーディオでもヘッドフォンがワイヤレスになっていって。でも、ワイヤレスヘッドホンは送信側と受信側で各メーカー縛りがあるのが当たり前、標準化されている方法としてBluetooth(SBC)は存在するけどもいつまで経っても音質には目を向けてくれそうにない。

そんな悶々とした状況が続いている中、ベンダー実装でありながらも高音質/低遅延にフォーカスした技術が段々と広まりつつあります。やっと。その名はapt-X(aptXでもいいみたい)

ずっと高音質のBluetoothオーディオを待っていたので、2011年の終わりくらいに存在を知ってからは「早く普及しないかな~」と思っていたのだけど、ここ最近になってようやく一般的に名前の知られているメーカーもapt-X対応のイヤホンをリリースし始めた。でもハイエンドモデルのみ。

ハイエンドモデルということはまず最初に値段が高いということも意味していて、日本円にすると2万円とか3万円とか。その値付けだとリスクテイクできないし、むしろイヤホンは自前のモノを使いたい。*2 Bluetooth受信機。そんな製品はあるのか→Bluetoothレシーバー(マスな市場ではカテゴリとして確立してない)。でもって今回ようやくBTオーディオデビューしてみました。買ったのはAVANTALK(Avantree)のBTTC-200X *3。


ここからが本題
BTTC-200X使うとこんなことが出来るよ。

  • 廉価でaptX受信(3.5mmプラグ)
  • 廉価でaptX送信(3.5mmプラグをLine out等から引っ張ってくる)
  • 充電しながら使用(これができるのが結構少ない。使う前に充電を始めておく必要はある。)

一方で、こんなことが出来ないよ。

  • この製品は受信専用モードか送信専用モードでしか動かないので、ヘッドセットを繋いで通話するとか無理。
  • 送信機として使う場合の評判(特に音質)はそれほど芳しくない。まぁアナログ入力ですし。
  • クリップとか付いてないので、持ち運ぶときはポケット必要(本体は軽いので、服に挟めたりすると便利だなーという)。裏は滑り止め素材が貼られているので、置いて使う分にはたぶん便利
  • ペアリング先は一つだけなので、再生機器が複数の場合、ペアリングし直す必要あり


で、今回はスマホ(HTL22)をBluetooth送信側(apt-X対応)、BTTC-200Xを受信側、そこから接続する受信イヤホンはbeyerdynamicのDTX 100という構成で使います。

軽くレビュー
良いよ。超いい。ライブものの動画とかを聴くと特にいい。どう考えても今年のベストバイです。本当にありがとうございました。
俺程度の耳なら有線で繋いでるのと変わらなく聞こえる。少なくとも、使うイヤホンの違いは完全に分かる(無線で繋いでいることがボトルネックになっていない)

短所は、伝送距離。スペック上は10mになってるけど、壁挟むと危うい。特に外で使ってる時とか途切れることもある。こればっかりは環境依存なので一概には言えないし、Bluetoothみたいな小さい電力で動いてる機器なのである程度は仕方ないと割り切るしかという実感。

今知ったのですが
サンワサプライで同じものを売っている *4 ようです。故障時のサポートとか考えるとこっちのほうが安全は安全かなと。

*1 ラジオとかかなり昔から電波に乗ってたし、ワイヤレスマイクは普及していたので
*2 自分好みの音にあわせやすい
*3 http://www.avantree.com/Product-Bluetooth-transmitter-and-receiver-Avantree-Saturn_632.html
*4 http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-BTAD002