2013-10-20

ibusではなくfcitxを使う

(2014/06/21更新)
このエントリの内容ですが今やると一部思い通りにならないので、新しくエントリ書きました。参考になれば幸いです。
LMDE UP8(MATE)での日本語入力にfcitxを使う

概要
ここ最近ではデスクトップLinux上の日本語入力にibusとmozc(Google日本語入力のオープンソースプロダクト)を組み合わせて使っていましたが、ibusの1.5に伴う仕様変更がどうもインパクトが超大きい[1]みたいなので、とりあえずibusの代替としてfcitxを使ってみます。環境はDebian GNU/Linuxのtesting(かつLMDE)。

手順
# apt-get install fcitx fcitx-mozc
(20140222更新  im-configがインストールされていない場合はim-configパッケージをインストールしておく。)
# im-config -c
20140222追加 # apt-get install  fcitx-config-gtk fcitx-config-gtk2 fcitx-frontend-gtk2 fcitx-frontend-gtk3 mozc-utils-gui

Xを抜けてログインし直す。
設定→Fcitx設定を選ぶ。
mozcがあるはず。
オンオフのキーに最初Ctrl+SpaceのUNIXでおなじみの組み合わせが指定されていますが、私の場合Eclipseの補完とかぶるので全角半角にしました(結果的に2つ全角半角を指定していることになっていますが)
mozcの設定はGNOMEタスクトレイのキーボードアイコンを右クリック→Mozcツール→設定ツールから。
元々設定した値がそのまま設定されていました。手順は以上。

参考サイト
Fcitxのテストのお願い - いくやの斬鉄日記 http://blog.goo.ne.jp/ikunya/e/a5c2a00e25564c61d322c4c73b7a81da
Debian -- sid の fcitx パッケージに関する詳細 http://packages.debian.org/ja/sid/fcitx

追記(2013/11/06)
Fcitxを使い始めて1週間ほど経つものの、万全ではない感は感じている。
というのは、一旦Fcitxが起動してMozcに切り替われば何の問題もないのだけど、結構な頻度で「Mozcって表示されるけど日本語入力ができない」状態に陥っていて、手元で試す限りでは原因も(確実な)回避策も見つかっていない。設定が関係している可能性もあるし。

このエントリの前半で記載したように、Fcitxへの切り替えに「半角/全角」キーを使っているのだけど、その時に「Mozc」と表示されるけど英字入力のままになってしまうけど、何回か試すとMozcで処理できるようになっている時があるので、そうなるまで「半角/全角」キーを何回も押して試すという残念な回避方法でしのいでいる。
一旦Mozcに移れば基本的には問題ないので、できるだけこれを保てるように、Mozcで英字を打っておいてF10キーで半角英数に変換するというこちらも残念なワークアラウンド。

追記(2013/11/17)
どうもターミナルから起動したアプリでFcitxが起動できなくて若干困り中。
気休めにQtでの設定をしてみる。
# apt-get install qt4-qtconfig
qtconfigで起動したQt設定ツールの「インターフェース」タブからデフォルトのインプットメソッドを「fcitx」に設定する。これでQtのアプリでもFcitxが使える・・・ようになるのかなぁ。

そいでもって、GTK側のアプリは環境変数GTK_IM_MODULEの値を見ているようで、自分とこの環境だと~/.bashrcに書いてあったので、他とまとめて

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

と変更。

[1] キーボードの配列とIMが紐付けられてしまって変更できなくなった。英語配列のキーボードだとmozc使えないらしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿