2012-02-01

シンガポール旅行記 〜予備知識編〜

さて、唐突ですがシンガポールへ行って参りました。
初の海外旅行にしてのんびり一人旅、しかもパックではなくフライトもホテルも自分で取ってという一見無謀にも思える経験ですが、日本は寒いし雪降ってるしというのと、親戚がシンガポールで仕事をしているので顔見せもかねてということで。
何エントリかに分けて今回の旅行についてを書き連ねたいと思っていますが、まずは本エントリではシンガポールという国について。シンガポールに行ったことのある人にとっては全く新しい発見のない内容になるかと思います。

シンガポールは島国
今回行くにあたって、現地に行く前の下調べをするまでシンガポールは「マレー半島の先っぽの地域」だと思っていたのですが、実際は「マレー半島の先にあるいくつかの島々からなる国家」です。
主にシンガポール島、マーライオン(ここでは一番大きなマーライオンを指します)のあるセントーサ島などの島々から構成され、古くから貿易の要所として栄えてきました。
私が中学の時に社会でNIESとかと絡めて習った記憶があるのですが・・・「華僑」という言葉とともに勉強したことは覚えています。
今回昼のフライトで現地に行ったので、着陸前は島がたくさんあること、とにかく船が多いことが確認できました。

狭い・人多い
国土の大きさは東京23区くらいということで、地図帳で見た時もどこからどこまでがシンガポールなのかわからないくらいですよね。人口は400万人超です。
・・・超人口密度高くない?

ハイソ
数年前からF1、しかも史上初のナイトレースが行われています。その時の映像を見る限りではいわゆる「超都会」。そんな印象を持っている人も多いのではないでしょうか。私もそう思いました。実際には全域が超都会というわけではないですが、特に金融街については最近では「4大金融都市」としてニューヨーク・ロンドン・東京と共に挙げられるように高層ビルだらけです。
ただし、いわゆるシティ以外の地域はそこまで高層ビルは多くないです(数年後には様変わりしている可能性があります)

暑い
地図上からわかるようにほぼ赤道直下にあり、いわゆる「熱帯」です。四季というよりは「雨季」「乾季」というくくりで、平均気温が通年で30℃。暖房という単語が存在しません。今回行った時期は雨季の終わりにあたりますが、外を歩くととにかく蒸し暑い。熱帯なんだなーと感じました。

多民族
他の様々な国と比べても特徴的な歴史を持つシンガポール。中華系・インド系・マレー系の民族がそれぞれ入り交じっています。言語も英語・マレー語・中国語が公用語となっており、それぞれの文化を尊重しあって生活している印象を受けました。
また、シンガポールの英語は「シングリッシュ」と言われており、アクセント等がいわゆる英語とは違うことが多々あるため、生粋の日本人である自分には長期滞在は難しいかなと思いました。アジアな顔立ち(モンゴロイド)だから中国語で話しかけられることが多く、それが原因の可能性もありますが。
また、一応全員が英語を喋れるようになる教育になっているはずですが、人口構成からわかるように中華系の人が圧倒的に多いので、大体どこに行っても中国語のほうが通じる可能性が高いです。
なので英語と中国語が両方ともしゃべれたらおそらくどこ行ってもおいしい料理にありつけることでしょう。

どこに行っても食べ物には困らない
シンガポールと食といえば、というくらい有名なのはホーカーズ。いわゆる屋台村ですが、そこらじゅうにあって人々の胃袋を満たします。大体5分歩くとホーカーズにぶつかる感じです。
中華系・インド系・マレー系と韓国・日本系も多少あり、食生活に関しては外食だけで生きていくことが可能です。
大まかに分類するとB級グルメが多いかな?と思いますが、十分に楽しめます。フルーツをその場でジューサーにかけて作る「ジュース屋さん」のお店もあります。
値段も廉価で、円高なことも原因ですが観光目的で来ているとは思えない値段(1食300円程度)で食べれます。足りない場合は別のホーカーで追加すればお腹いっぱいです。

シンガポールは一時期日本だった
いわゆる大東亜共栄圏の構想のもと、1942年から1945年の終戦まで日本の領地(昭南島)でした。よくこんな南まで攻めてきたな・・・と思わざるを得ません。暑いし。
占領時代には特に華僑の人を虐殺したそうで、詳細を知りたい方は色々文献を当たるとよいかと思います。一応東京裁判では6000人を殺したとのこと。
うちの父方のおじいちゃんも戦争でこっちのほうに来ていたはずなので、おじいちゃんが亡くなる前にもっとちゃんと話を聞いておけばよかったですね。。

今回、当初はそのあたりの展示がある博物館に行くつもりだったのですが、場所がわからなかったのと時間がなかったのとで、行けませんでした。

シンガポールは通信大国?
やっとこのblogにふさわしい話題です。シンガポールの結構広いエリアで「Wireless@SG」といういわゆる公衆無線LANサービスが無料で利用できます(今回は使わなかったので名前の紹介だけ)
また、携帯電話網ではSingTel(シンガポール・テレコム)、M1、StarHubという会社がサービスを提供しており、特にデータ通信しか使わないのであれば3日限定で使い放題でプリペイドという、まさしくショートステイにぴったりのSIMがSingTelから発売されているらしいということを知り、今回はこれを使いました[1]。詳細は別エントリにて。

無線に限らず、空港内やショッピングモールにはそこかしこに「インターネットキオスク」があり、一人15分まではネットサーフィンができる環境にあります。そういう意味ではインターネットの身近さでは日本なんかよりよほど上です。
ただし、USや日本への通信回線のバックボーンが太くないので、国外への通信速度という点では日本の方が上です。また、滞在中に無線ベースで使う場合は、その場所が3G通信エリアかどうかも確認したほうがいいかもしれません(初めて2G通信使いました)

移動手段がやたら安い
MRTという地下鉄が広範囲に運行していて(現在も拡大中)、しかも乗り換えて路線の運営会社が変わっても初乗り料金がかかりません (というか、乗り換えでは改札を出ません)。
また、Suicaのようなプリペイド型のカード(ez-link[2])があり、改札にかざすたびに残額が表示されますが、ドル(シンガポールドル)の単位が全然変わらないことにびっくりしました。
ドルが変わらない・・・すなわち、一回の乗り降りで100セント以内で済んでいるという事です。現在レートではだいたい1SGDは60円なので・・・すなわち1回乗り降りで60円かかってないこともあるという。
また、毎回切符を使って電車に乗ることもできますが、切符よりもez-linkを使ったほうが安く電車に乗れます。本来こうあるべきですよね。
ただ、ちょっとブレーキの効かせ方が強いかな・・・

タクシーについても、ちょっとした移動で200円くらい、少し遠いところくらいなら700円くらいで乗れちゃいます。
今回はバスはセントーサ島でしか使わなかったので言及しません。


次のエントリから今回の旅行で行った場所についてなどなど。

[1] 多分これ。 http://info.singtel.com/personal/communication/mobile/prepaid-plans/prepaid-broadband
[2] http://www.ezlink.com.sg

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