2015-11-23

ARM Cortex-Aシリーズまとめ(3) 64bit編

これまでのあらすじ
32bitと違って64bitの方は前回2012年10月発表のCortex-A57とCortex-A53しかないのでそこから発表されたものをまとめたいと思います。



Cortex-A72(2015/02/03発表)
http://www.arm.com/ja/products/processors/cortex-a/cortex-a72-processor.php

  • 命令セットはARMv8-A
  • 持続性能はCortex-A15比で3.5倍、Cortex-A57比で1.84倍(但しプロセスルールの微細化を含む)
  • 消費電力はCortex-A15比で75%減(但しプロセスルールの微細化を含む)
  • AArch32/AArch64
  • ハードウェア仮想化/TrustZone/NEON(SIMD)/VFPv4(FPU)
  • 6.3〜7.35DMIPS
  • 0.5~4MB L2キャッシュ
  • 3イシューのスーパースカラー
  • 15段パイプライン/アウトオブオーダー実行
Cortex-A72の採用プロダクト

  • MediaTek Helio X20(Cortex-A72/Cortex-A53)
  • Qualcomm Snapdragon 650(旧称Snapdragon 618) MSM8956(Cortex-A72/Cortex-A53)*1
  • Qualcomm Snapdragon 652(旧称Snapdragon 620) MSM8976(Cortex-A72/Cortex-A53)*1
  • HiSilicon Kirin 950(Cortex-A72/Cortex-A53)


Cortex-A35(2015/11/10発表)
http://www.arm.com/ja/products/processors/cortex-a/cortex-a35-processor.php
  • 命令セットはARMv8-A
  • Cortex-A7比で消費電力10%減、Cortex-A53比で消費電力32%減
  • コンフィギュレーションを絞ることで一層のダイサイズ/消費電力の縮小が可能
  • AArch32/AArch64
  • ハードウェア仮想化/TrustZone/NEON(SIMD)/VFPv4(FPU)
  • 2イシュー
  • 8段インオーダーパイプライン
  • リテンションにより、段階的に未使用回路の消費電力減が可能
  • Cortex-A72、Cortex-A57とbig.LITTLE構成を取れる
Cortex-A35の採用プロダクト
TBD


*1 Snapdragon 618/Snapdragon 620はそれぞれSnapdragon 650/Snapdragon 652に変更されました(2015/12/17発表) https://www.qualcomm.com/news/snapdragon/2015/12/16/snapdragon-600-tier-processors-repositioned-reflect-advanced-performance

2015-11-21

ARM Cortex-Aシリーズまとめ(2) 32bit編

これまでのあらすじ

かなり一念発起して書いた前回[1]のまとめですが、当時最新でも今となってはなかなか懐かしさあり、でもまだ市井のスマホ・タブレットは大部分カバーできています(Qualcommの自社デザインのもの以外は)。まぁでも2013年の1月に書いたものなので使い出はまだあるかなぁと思っていますが、今回の自分用まとめを書くにあたって前提を以下とします。

  • 32bitと64bitは分ける(ARMがbig.LITTLE構成で32bitと64bit混在させてないので。64bitは別エントリにする)
  • 出発点はCortex-A15/Cortex-A9/Cortex-A7/Cortex-A5のみとする
  • Cortex-A15→ハイエンド(32bitにおいて。以下同様)
  • Cortex-A9→パフォーマンス(ミッドハイ)
  • Cortex-A7→省電力(ミドルレンジ)
  • Cortex-A5→省電力かつダイ面積最小(ローエンド)

以上の前提のもと、今回記載するグラフは以下の通りとなりました。


Cortex-A12(2013/06/03発表)
(ARM社のURLなし→Cortex-A17に統合されたため?)
  • 1TBアドレススペースをアドレス可能 LPAE(Large Physical Address Extention)
  • ハードウェア仮想化・TrustZone
  • 同クロックCortex-A9比で40%高速
  • 2イシューのスーパースカラー
  • 11段パイプライン/アウトオブオーダー実行
  • VFPv4 FPU/NEON SIMDがオプションから統合へ変更
  • Cortex-A7とbig.LITTLE構成を取れる
  • Cortex-A9時代では想定していなかった細かいプロセスルールでの製造
  • 3.00DMIPS
  • Thumb-2
  • L2キャッシュ(0-8MB)は同一クラスタのCPU間で共有
割と短期間で発表されたCortex-A17が吸収したようです。

Cortex-A12の採用プロダクト
TBD

Cortex-A17(2014/02/11発表)
http://www.arm.com/ja/products/processors/cortex-a/cortex-a17-processor.php

  • 同クロックCortex-A9比で60%高速(NEON/VFPv4は50%高速)
  • Cortex-A7とbig.LITTLE構成
  • LPAE(Large Physical Address Extention)・TrustZone・LPAE
  • NEON,VFPv4
  • 10-12ステージパイプライン/アウトオブオーダー実行
  • 4.00DMIPS
  • Thumb-2
  • L2キャッシュ(256KB-8MB)

Cortex-A17の採用プロダクト
MediaTek MT6595 (Cortex-A17/Cortex-A7)

まとめ
Cortex-Aシリーズの32bitのラインは大きく3つに収斂されました。

  • Cortex-A9をベースにリファインをしたCortex-A17が性能でおよそCortex-A15と並んだため、今後32bitのハイエンドはCortex-A17
  • Cortex-A7がミドルレンジ
  • Cortex-A5がローエンド

[1] http://utimukat55.blogspot.jp/2013/01/arm-cortexa57a53.html

2015-09-23

みんなAnkerとかCheeroのモバイルバッテリーしか買わないのでAukeyのバッテリーを買ってみたよー

モバイルバッテリーの出力制御戦国時代

AnkerのPowerIQで一気に消費者に知れ渡った感のある電流量の制御技術ですが、最近ではPowerIQ以外にも類似技術を搭載したモバイルバッテリーが登場しています。

  • Anker/PowerIQ
  • RAVPower/iSmart
  • EC Technology/AUTO IC
  • Aukey/AIPower

個人的にはこれら全部中身はおんなじでブランディングの都合でアイコンにされてるだけだと考えているので、今回AukeyのAIPower技術を採用したモバイルバッテリーPB-N28(12000mAh)[1]を購入しました。

ただ実際はこの辺のガジェット充電周りはUSB-PDとmicroCポートへの移行で割と近い将来劇的に変わると思っているので、あまり本腰を入れずに超大容量とかを控えるのが賢明なんじゃないかなと個人的には思っています。もちろん必要な人は買うべきです。

そして、実のところ当初EC Technologyのモバイルバッテリーを買おうとしていたんですが、AUTO IC技術を使った第三世代が22400mAhで発売されてなかったのでAukeyのそこそこモデルを選んだというのがあります。[2]

現在のPB-N28のAmazon価格は2088円でタイムセールで買った時の値段で買えるのでお買い得だと思います。次のモデルの発売に合わせた在庫処分中でしょうか。

PB-N28の通り一遍な説明は以下の通りです。

  • 容量12000mAh
  • 出力ポートx2(AIPowerで出力制御) 最大DC5V3.4A [3]
  • 入力ポートx1 DC5V2A
  • LEDライト付き(けっこう明るい)
  • 152x54x17mm 245g(マニュアル記載)
  • スルー充電可能(但し、先にぶら下がっている機器への充電は低速&バッテリー寿命縮まる?)

Aukeyとは?

Aukeyは英語サイト[4]がありますが、説明書裏表紙に書いてある住所は以下です。
No.102, Building P09, Electronic Trade Center
Huanan City, Pinghu Town, Longgang District
Shenzhen, Guangdong 518111 CN
深圳の企業ですね。名前はAnkerになぞらえたものでしょう。(断言)

AIPowerとは
[5]
AIPower technology utilizes the state of the art Texas Instruments TPS2513 evaluation module. Incorporating class-leading technology, the TPS2513 is a Dual Channel, Auto Detect USB Charging Controller Evaluation Module that drives AIPower to deliver the charging speeds you deserve.
ようは

  • TIのTPS2513モジュールを使った技術だよ
  • AIPowerはあなたにスピード充電を受けられるようにTPS2513モジュールがデュアルチャネル(複数ポート?)でUSB給電コントローラの切り替えを自動的に検出するよ
ということです。

画像とか

Amazonからは箱ではなくゴミ分別に悩むやつで来ました。
外箱。結構質素。フラストレーションフリーパッケージみたいな。
外箱裏。特になし・・・ん?
「ブレットに対応」とは。ヒットマン?
本体と説明書。追加保証カードで、登録すると18ヶ月の保証が6ヶ月延長されて24ヶ月の保証になるようです。日常的に使ったら2年持たないような気もするので人によっては入ったほうがいいかも?90Days to 12Monthsの保証に欠陥ユニットをbrand newに取り替えると書いてあるけど電池寿命はdefectiveに入るのかしら?
説明書は最後に日本語の説明があります。基本的には綺麗な日本語なんですが「本製品に手持ちの端末を接続済みましたが、携帯端末を充電しません。」というFAQがあるので、日本語対応はそんな感じだと思います。

他の同梱物はMicroUSBケーブルのみ。シンプル。
市井のモバイルバッテリーと違って入力ポートはAUKEYロゴ向かって左側面、電源ボタンは向かって右側面、出力ポートとLEDは上側面についてます。
本体上面のAUKEYロゴはインジケータも兼ねていて、動作状態及び残量の確認を行います。
  • 白 60%〜100%
  • 緑 20%〜60%
  • 赤 0%〜20%
赤点灯状態を撮ってみたんですが、スマホのフラッシュを焚いた程度で点いてるかわからなくなる程度の明るさなのでフラッシュなしの画像。

使い勝手など
Amazonのレビューに馴らしされてないというのが複数あるので、余裕のある方は最初の数回はフル充電・フル放電で使ったほうがいいかもしれません。
羊羹型のフォルムは持ち運びしやすく、非光沢プラスチックは高級感はありませんがシンプルで指紋も目立たず、扱いやすいかなと思います。
大きさの例えは細長いものでいうと小ぶりなカンペンケース(歳がばれる)が近いかと思います。重さは12000mAhある割にはさほど重く感じません。持ちやすさが寄与していると思います。
AIPowerが乗っているせいか、Nexus7(2013)の充電はめちゃくちゃ速く感じます。

US/UK/ドイツ/フランス/イタリアではAnker PowerCore+として10500mAh[6]と13400mAh[7]のものが発売されていますがAnker PowerCore+シリーズは日本では展開予定はないんでしょうかね?


[2] AUTO ICの乗った20000mAhが出てればそっち買ってた。
[3] マニュアルには4.8Aと記載されているが多分本体刻印の方が正しい(未検証)
[5] http://www.aukey.com/aipower
[6] http://www.ianker.com/product/A1310011
[7] http://www.ianker.com/product/A1315011

2015-05-09

X.Orgの設定を探る

今まで有耶無耶にググって使えるようにしてきたX.Orgの設定ですが、LMDE2 Betsyのインストール時にノウハウが違ってたのでどう解決したもんかなと思いちょっと調べたので、今回備忘がてら書き残しておこうかと。

xorg.confはmanがあった
「あれが動かないんだけどどうすればいいの?」という疑問は基本的にRTFM問題だったというオチであります。
なんで、疑問を持ったらman 5 xorg.confしてからという話なんですが、やっぱりというかなんと言うかそもそもmanが長いのも確かで、掻い摘んで設定ファイルをどこから読むのかなーというところを見ても、一般ユーザーの場合
  • /etc/X11/<cmdline>
  • /usr/etc/X11/<cmdline>
  • /etc/X11/$XORGCONFIG
  • /usr/etc/X11/$XORGCONFIG
  • /etc/X11/xorg.conf
  • /etc/xorg.conf
  • /usr/etc/X11/xorg.conf.<hostname>
  • /usr/etc/X11/xorg.conf
  • /usr/lib/X11/xorg.conf.<hostname>
  • /usr/lib/X11/xorg.conf
追加configファイルは
  • /etc/X11/<cmdline>
  • /etc/X11/xorg.conf.d

rootユーザーの場合
  • <cmdline>
  • /etc/X11/<cmdline>
  • /usr/etc/X11/<cmdline>
  • $XORGCONFIG
  • /etc/X11/$XORGCONFIG
  • /usr/etc/X11/$XORGCONFIG
  • /etc/X11/xorg.conf
  • /etc/xorg.conf
  • /usr/etc/X11/xorg.conf.<hostname>
  • /usr/etc/X11/xorg.conf
  • /usr/lib/X11/xorg.conf.<hostname>
  • /usr/lib/X11/xorg.conf
追加configファイルは
  • <cmdline>
  • /etc/X11/<cmdline>
  • /etc/X11/xorg.conf.d
それでもって、ベンダ提供とかサードパーティーとかローカル管理者がファイルを置くべきディレクトリは
  • /usr/share/X11/xorg.conf.d
と書かれているので、実は割とどこにあっても読み込んでくれそうだなぁという感覚でFHSに則るとより良いかなというのがmanを読んだ後の感想です。

で、LMDEではどこに置けばいいの?
先週LMDEをクリーンインストールした時に置いた場所は/usr/share/X11/xorg.conf.dなんですが[1]、「ローカル管理者が置くファイル」に該当するのでここにしたというのと、DebianのWiki[2]でもここになってたからというのが理由です。

かつてのDebianではどうなっていたのか?
ところが、「ThinkPad トラックポイント Linux」とかで探すと/usr/share/X11/xorg.conf.dに置いてる記事が(日本語では)1件もなかったので、昔は違ったんだろうなぁという事情が見えてきます。
件のDebianのWikiの「TrackPoint scrolling on Squeeze and later」を見ると、gpointing-device-settingsパッケージを入れる記述がありますが、lenny以降はorphanで2011年の更新が最後になっている状態です。
xinputパッケージを使う場合は~/.xsessionrcにコマンドを書いておく方法が書かれています。
lennyでは/etc/X11/xorg.confの中のConfigured Mouseセクションに書き足す方法が書かれています。

設定値はどうやれば探れるのか?
20-thinkpad.confに記述する値はIdentifierとかMatchProductとかMatchDevicePathとかがいきなりしれっと書かれていますが、これらの値は本当はどうやって見つけるべきなのか。
DebianのWikiにコマンドが書かれています。
# dmidecode -t 21
# dmidecode 2.12
SMBIOS version fixup (2.33 -> 2.3).
SMBIOS 2.3 present.

Handle 0x002E, DMI type 21, 7 bytes
Built-in Pointing Device
    Type: Track Point
    Interface: PS/2
    Buttons: 3
# cat /proc/bus/input/devices
(snip)
I: Bus=0011 Vendor=0002 Product=000a Version=0000
N: Name="TPPS/2 IBM TrackPoint"
P: Phys=isa0060/serio1/input0
S: Sysfs=/devices/platform/i8042/serio1/input/input7
U: Uniq=
H: Handlers=mouse0 event7
B: PROP=0
B: EV=7
B: KEY=70000 0 0 0 0 0 0 0 0
B: REL=3
(snip)
これらの値を持ってくるのが正解というところでしょうか。
dmidecodeコマンドを初めて知ったんですが、type(-t/--type)で0(BIOS)から42(Management Controller Host Interface)まで情報が見えるのでこれから使ってみようかなと思います。

[1] http://utimukat55.blogspot.jp/2015/05/lmde-2-betsythinkpad.html
[2] https://wiki.debian.org/InstallingDebianOn/Thinkpad/Trackpoint のTrackpoint Scrolling on Wheezy or Jessie

2015-05-06

LMDE 2 Betsyを新しくないThinkPadに入れてみた

概要
今までLMDE UP8を入れていたThinkPad X40に先頃リリースされたLMDE 2 Betsy(MATE)をクリーンインストールしました。
apt-get dist-upgradeで更新できるかなと思ってトライはしてみたんですが、更新後PCを再起動したらGRUBの後kernel起動ができなくなってしまったので、あえなくクリーンインストールとなりました。
インストール自体はISOイメージをUSBメモリ(4GB)にddで焼いて、USBメモリから起動、起動後にHDDへインストールの手順で行いました。手順はこちらを参考に。[1]
インストールしたのは今回もMATEで、結構古いPCに入れるというのと軽快さを重視しての選択です。アーキテクチャはPentiumMなので選択肢は必然的に32bitのみ。

インストール後にすること
いろいろとインストール後にすることはあるんですが、今まで弊blogに書いてきたことがそのまま今回も使えたりしたので、参照するだけのところは基本的にはリンクを貼るだけにします。
  • aptの参照ミラーを日本に切り替える
  • 日本語入力できるようにする(fcitx) [2]
  • ネットワーク(無線LAN)を使えるようにする
  • sudoではなくsuでrootユーザになれるようにする [3] ※ただし、usermodでsudoグループから削除できなくなってた
  • デスクトップ/ダウンロード/テンプレート/公開/ドキュメント/音楽/画像/ビデオディレクトリをDesktop/Download/Template/Public/Document/Music/Pictures/Videosディレクトリに変更する
  • ThinkPadのトラックポイントのスクロールを有効にする
  • MintUpdateの自動起動を無効にする
  • スワップファイルをファイルシステム上に作る [4]
  • 日本語フォントとしてVLゴシック、モトヤ2種、Ricty Diminishedをインストール
  • ChromiumブラウザとPPAPI版のFlashのインストール(Flashのインストールについて[5])

aptの参照ミラーを日本に切り替える
Betsyのデフォルトのapt-lineは/etc/apt/sources.list.d/official-package-repositories.listに記載されていて、そのままでもこれといって問題はないんですがパッケージの取得の効率化のためにミラーを日本に切り替えます。diffは以下。
--- official-package-repositories.list.org    2015-04-07 02:02:43.000000000 +0900
+++ official-package-repositories.list    2015-05-05 10:22:31.050908564 +0900
@@ -1,7 +1,7 @@
 deb http://packages.linuxmint.com betsy main upstream import

-deb http://ftp.us.debian.org/debian jessie main contrib non-free
-deb http://ftp.us.debian.org/debian jessie-updates main contrib non-free
+deb http://ftp.jp.debian.org/debian jessie main contrib non-free
+deb http://ftp.jp.debian.org/debian jessie-updates main contrib non-free
 deb http://security.debian.org jessie/updates main contrib non-free

 deb http://www.deb-multimedia.org jessie main non-free
各パッケージの取得前に一度apt-get update、apt-get upgradeしておきましょう。

ネットワーク(無線LAN)を使えるようにする
デフォルトの状態で無線LANアダプタを認識していたので、ドライバのインストールとかは必要ありませんでした。
デスクトップ右下がこんな感じになっているので、クリックするとアクセス可能なSSID一覧が表示されます。
こんな感じのダイアログがでるので、PSKとかを入力して接続完了。

デスクトップ/ダウンロード/テンプレート/公開/ドキュメント/音楽/画像/ビデオディレクトリをDesktop/Download/Template/Public/Document/Music/Pictures/Videosディレクトリに変更する
ロケールに合わせて日本語でディレクトリ作ってくれるんですが、ターミナルからcdで移動するときにIME切り替えないといけないのが超絶めんどくさいので、以下のコマンドで変更します。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
コマンド実行後、ダイアログが表示されるので適切に操作して完了。

ThinkPadのトラックポイントのスクロールを有効にする
デフォルトでは左右ボタンと中ボタン(貼り付け)は機能しますが中ボタンドラッグのスクロールができないので、/usr/share/X11/xorg.conf.d/20-thinkpad.conf というファイルを作って以下の内容を記述します。
 Section "InputClass"
     Identifier "Trackpoint Wheel Emulation"
     MatchProduct       "TPPS/2 IBM TrackPoint|DualPoint Stick|Synaptics Inc. Composite TouchPad / TrackPoint|ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint|ThinkPad Compact USB Keyboard with TrackPoint|USB Trackpoint pointing device"
     MatchDevicePath    "/dev/input/event*"
     Option             "EmulateWheel"          "true"
     Option             "EmulateWheelButton"    "2"
     Option             "Emulate3Buttons"       "false"
     Option             "XAxisMapping"          "6 7"
     Option             "YAxisMapping"          "4 5"
 EndSection
詳細は別途エントリにて。


MintUpdateの自動起動を無効にする
LinuxMintの特徴の一つでもあるMintUpdateですが、更新タイミングとかが気に食わなかったので自動起動を停止しました。
デスクトップ左下Menu→設定→自動起動するアプリ を選ぶと以下の画面になるので、
 「自動起動するプログラム」タブの中のMintUpdateのチェックを外して閉じます。

日本語フォントとしてVLゴシック、モトヤ2種、Ricty Diminishedをインストール
これまでのスクリーンショットの日本語フォントで大丈夫な方は作業不要です。
個人的には見やすさ重視のVLゴシック、改まったところで使うモトヤ、エディタとかで使うRicty Diminishedを使う予定なので、これらをインストールします。
ただし、Ricty DiminishedはDebian GNU/Linuxのjessieには入らなかったので、パッケージを直接ダウンロード[6]してdpkgコマンドでインストールしました。
# apt-get install fonts-vlgothic fonts-motoya-l-cedar fonts-motoya-l-maruberi
# dpkg -i /home/user/Downloads/fonts-ricty-diminished_3.2.4-1_all.deb
また、Rictyフォントのインストールはこちら[7]で紹介しています(今回検証していません)

Chromiumブラウザのインストール
BetsyはデフォルトでFirefoxがインストールされています。Chromiumはメモリ使用量がきついのですが一応インストールしています。
# apt-get install chromium
てなわけで、インストール後に最低限必要な手順を備忘を兼ねて書き出しました。
今までLMDE UP8使ってて今回Betsyにした感じだと、正直何が変わったのか体感できてないんですが(汗)、動作は軽快だし今のところ悪いところは見つかってないです。
きっとCinnamonの方だと色々と変わってるんじゃないかなーという気はします。
何よりアップデートが掛からないと使うことができないというのが更新の理由ですね。

[1] http://www.tecmint.com/linux-mint-debian-edition-betsy-cinnamon-installation-customization/
[2] http://utimukat55.blogspot.jp/2014/06/lmde-up8matefcitx.html
[3] http://utimukat55.blogspot.jp/2013/10/sudo.html
[4] http://utimukat55.blogspot.jp/2014/05/linuxswapswap.html
[5] http://utimukat55.blogspot.jp/2014/06/debianchromiumflash.html
[6] https://packages.debian.org/stretch/all/fonts-ricty-diminished/download
[7] http://utimukat55.blogspot.jp/2014/01/ricty.html 

2015-04-08

URIと判別すべき文字列

手元でちょこちょこ作ってるServletで、入力として渡される文字列に対してリンクを生成してるのだけど、リンクを生成しても意味がない(URIではない)文字列かどうかを判別する処理を考える。
とは言っても、リンクとして生成すれば何でも相対パスとしては正しいリンクなので、それはそれとして捨てる感じで(URIエスケープされているかどうかという観点でやるのが一番良いのだろうけど)

定義を確認

というわけで、URIのRFCを参照して、URIスキームのABNFを確認。[1][2]
  • URI           = scheme ":" hier-part [ "?" query ] [ "#" fragment ]
  • scheme        = ALPHA *( ALPHA / DIGIT / "+" / "-" / "." )
  • ALPHA          =  %x41-5A / %x61-7A   ; A-Z / a-z
  • DIGIT          =  %x30-39   ; 0-9

端的には、アルファベットから始まるアルファベットと数字と+と-と.から始まって:で終わる文字列で始まる文字列ということで。

[1] http://tools.ietf.org/html/std66#appendix-A
[2] http://tools.ietf.org/html/std68#appendix-B

2014-12-07

2014年のインターネット回線を検討する(主にWiMAX2+とMVNO)

今現在の状況を書き連ねる
  • 独身
  • 独り暮らし(寂しい)
  • 常に家にいるわけではないので、光回線引くのもなぁ

今のインターネット回線
  • シェアリーWiMAX(12ヶ月、WM3800R)
  • HTL22で使っているmineoのSIM
この2つを、主にWiMAXは家回線(*1)として使い、外では基本mineoを使っている状況。

通信量が多そうだな〜と事前にわかっている場合(外でPC使うときなど)はWM3800Rを持っていき、そうでもない場合はmineoだけで済ませる(テザリングもできるし)という使い方をしてます。

今のインターネット回線の評価(シェアリーWiMAX)
WiMAXについては、家で使ってる時の方が安定してスピードが出る(*2)ので、WAN回線としては結構満足しています。大きなファイル(LinuxのISOイメージとかfirefox,chromium系の更新が走る場合)をダウンロードする時以外は遅さは感じないです。
一方でWiMAX自体、来年の春から現行の帯域を1/3に縮め、最大DL速度も13.3Mbpsになる(*3)予定なので、現状よりは遅くなって不便になるかもなぁという気はしています。(既存のWiMAXユーザが2+に移行してくはずなので単純に速度が1/3まで下がるとは思えないのですが)
それと、シェアリーWiMAXの12ヶ月約2000円契約が12月いっぱいまでで、来年1月ぶんからは月3880円になるので、このままで行くのはどだい無理な話。とりあえず動かないといけません。

今のインターネット回線の評価(mineo)
一方でmineoについて。これまでドコモ系のMVNO(*4)を使っていたところ、LTE対応した途端遅くなるわ250kbps出るはずが30kbpsしか出ないわアップロードはスピード測定すらできないわ(*5)でほとほと嫌気がさしたので、手持ちのau回線をそのままMNPでau系のMVNOにしてみました。
難点は行動圏内にauのFDD-LTEが使えない場所もあるものの、段々と圏内に変わっていっているのでエリアもまぁまぁいい具合に広がってると評価してます。
スピードも遅いとは感じないので、データ通信量月間1GB(来年1月いっぱいまでキャンペーンで月2GB)で収まる場合はありかと。余ったぶんは翌月まで繰越可。ポジティブに評価してます。
ただし、利用料は安くはないので将来的には乗り換えも検討していますが当面はいいかなというところ。

今のインターネット回線の総コスト
2014/12まで
  • シェアリーWiMAX(WM3800R) 2036円
  • mineo 1720円
参考:2015/1

  • シェアリーWiMAX(WM3800R) 4191円(たぶん)
  • mineo 1720円
どう変えていくか
ひとまずmineoの方はそのままにするとして、家回線については検討が必要です。
選択肢は以下。
  • RaCoupon WiMAX(旧シェアリーWiMAX)を新しく契約する(NAD11)
  • ぷららの3MbpsのSIMを適当なモバルーに刺して使う
RaCoupon WiMAX
恐怖のラクーポンWiMAXですが、色々安そうに見えてそれでも想定よりも高い運用費にはなります。
現在のNAD11のクーポン内容(*6)は以下の通り
  • 提供開始月~24ヵ月間目:2,299円(税抜)、2,482円(税込)
  • 25ヶ月目以降:4,273円(税抜)、4,614円(税込)
  • 契約事務手数料:3,000円(税抜)、3,240円(税込)
一応ラクーポンWiMAXはクーポン在庫があれば販売、クーポン買えなければ売り切れという形態なので、今のキャンペーンが来年1月時点で続いている保証はないのですが話が進まないのでそこは置いといて。

月額の利用料は以下になるのではないかと考えています。
契約月から24ヶ月間(2015/1〜2016/12)
  • NAD11 2482円
  • 2015/1のみ契約事務手数料 3240円
契約月から25ヶ月目(2017/2) 契約更新月
  • NAD11 4614円
契約月から26ヶ月目(2017/3)
  • NAD11 4614円
トータルで按分すると、
  • (2482*24+3240+4614+4614)/26=2771
毎月のコストは2771円になります(26ヶ月ぶん)

RaCoupon WiMAXの懸念
一応計算はしてみましたが、これがあってるかわからないところが怖い(特に26ヶ月目を計算しないといけないのかどうか)。
なおかつ、25ヶ月目で契約終了の旨を伝えた上で26ヶ月目の料金も払わないといけないと仮定した場合、サービスの以下の文言も気になります。
  • ハイスピードモードの「WiMAX 2+」通信に対し、課金開始月から最大25ケ月間、通信速度制限(月間7GB超)を実施しません。
どう見ても26ヶ月目は料金をフルプライスで払いながら、通信量7GB超えるとWiMAX 2+での通信は7GBを超えると月末まで128kbpsに制限されます(*7)。家回線には到底向きませんね。

RaCoupon WiMAXの結論
うーん。家回線として考えると安いは安いけど、もろもろの状況を鑑みると安く上がらない感が強いです。機器代も含まれてはいるんですが。という訳でNG。

MVNOの通信サービスを家回線にする方向で考える
ぷららの通信速度上限ありSIM(ぷららモバイルLTE*8)+モバイルルーターで考えましょう。
特徴は以下となるかと思います。

  • 通信エリアはドコモのLTE(と使用する機器で決まる)
  • 契約期間なし(短期で解約しても違約金はかからない)
  • 速度上限は3Mbps
  • 利用料金2980円/月 契約事務手数料3240円
  • 機器は自分で準備する必要があるので別途イニシャルコストが必要
家回線にするには3Mbps出ててもちょっと遅いかなーという感じもしますが、2年契約がないこと、つなぎ放題の割りには廉価であることが特徴のサービスと言えると思います。

モバイルルータをどれにするかという話にもなりますが、ドコモのLTEで使うことを考えるとBand1(2.1GHz)/Band3(1.8GHz)/Band19(800MHz)/Band21(1.5GHz)全てに対応するNECATのMR03LNが無難かつ唯一の選択肢になりそう。ちなみに、海外でもBand1/Band3でLTEサービスを提供している事業者が多いので、海外に持って行ってもある程度使えるかなーとも思います。(SIMのサイズの問題はおこりそうですが)

*1 BBRのWAN側をクレードルに接続
*2 だいたい10Mbps
*3 http://www.uqwimax.jp/annai/news_release/201410272.html
*4 ワンコインを喧伝してるところ
*5 たぶんコネクション切ってる
*6 http://racoupon.rakuten.co.jp/groupbuy/id/77371
*7 ノーリミットモード(2+じゃないWiMAX)での通信制限はないはずですがその頃帯域幅があることも保証されてないし…
*8 http://www.plala.or.jp/lte/