2018-11-12

WSLでMozcで日本語入力

できるの・・・?

WSL(Windows Subsystem for Linux/旧Bash on Ubuntu on Windows)でGUIアプリ使う場合に気になること。GUIでLinuxのアプリを動かすのはXサーバを起動して環境変数DISPLAYを0:0とかに設定、というのはssh -XでGUIを引っ張ってくる時もやるので同じスキームでできそうだなという見当は付くものの、この方法でいっつも引っかかるのは

  • クリップボード経由のコピペ
  • 日本語入力(IMを経由した入力)

という定番があり、アルファベットだけで生きていけない言語話者としては常用するにあたりクリティカルな問題として常に横たわっていました。
が、どうもググるとWSLでMozc使って日本語入力が可能っぽいということで、作業ログ及びご紹介です。
尚、WSL用のターミナルはWSL Terminalを使っています。

WSL側で準備

関連パッケージのインストール

WSL側でフォント、X関連含めてインストール。インストールするフォントはお好みで。
# apt-get install fcitx-mozc
# apt-get install fonts-vlgothic fonts-mmcedar fonts-motoya-l-cedar fonts-motoya-l-maruberi
# apt-get install dbus-x11 x11-xserver-utils

実行準備

実行ユーザのUUIDを書き込み。
$ sudo sh -c "dbus-uuidgen > /var/lib/dbus/machine-id"
(これしないとエラーが出ます
dbus[4934]: D-Bus library appears to be incorrectly set up: see the manual page for dbus-uuidgen to correct this issue. (Failed to open "/var/lib/dbus/machine-id": No such file or directory; UUID file '/etc/machine-id' should contain a hex string of length 32, not length 0, with no other text)

環境変数設定

必要な環境変数をまとめたファイル~/.xenvをWSL側のホームディレクトリに作成(本当は~/.profileに書きたいのだけどWSL Terminalからbash起動した場合に~/.profileを読み込まないため。--loginを付けてbashを起動すればいいらしいのだけどそうじゃないだろと…)
export DISPLAY=localhost:0.0
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx
今回だけ手動読み込み(次回以降WSLログインで読み込み)
$ . .xenv

尚、次回以降の起動用に~/.bashrcの末尾に.コマンドを追記。これで次回以降は気にする必要なし。
. ~/.xenv

Windows側でXサーバ/VcXsrvのインストール

vcxsrv-64.1.20.1.3.installer.exeでインストールしました。デフォルトのままFullで。
インストール後、デスクトップにできたXLaunchを実行、Select display settingsはデフォルトのMultiple windowsを選択し次へ、Select how to start clientsもデフォルトのStart no client。Extra settingsもデフォルトのままClipboardとNative openglで。タスクトレイにアイコン表示で起動。

WSL側でFcitx起動・設定

$ fcitx-autostart
毎回GUI起動時に実行しなければならないが.profileに書いてしまうとXサーバがいない場合.profileを抜けないらしいのでとりあえず手動で実行することにします。
諸々表示されますがecho $?して0なら問題なし。ならない場合はXサーバが起動されてるか確認。
問題なければ
$ fcitx-config-gtk3
fcitx-autostartを実行しない場合は空で表示されるので閉じてfcitx-autostart。ここにMozcを追加するので左下の+をクリック。
Mozc選んでOK。
Global Configを選んでとりあえずTrigger Input Methodを変えます。何か色々安定しないので全角半角以外、Ctrl+SpaceはEclipseの補完入力と被るので普段使わないキーバインディングに変えます。変え終わったら閉じ。

文字入力の出来るアプリを適当に実行して確認します。私の場合普段がMATE使いなのでPlumaとかCajaとかで。
とりあえずうまくいったことにします。

Mozcの設定(任意)

Xサーバが起動している状態で、徐に以下を実行。
$ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog
私の場合はATOKキーマップが一番いいのでMS-IMEから変更します。

fcitx-autostart実行設定を.xenvに追記

Windows側でVcXsrvが起動してたらログイン時(WSL Terminal実行時)にfcitx-autostartコマンドを実行するようにします。
Xサーバの死活監視ってどうやればいいかな?6000番からTCPでnetstat開いてるか見るかな?とも思ったんですが、Build14951以降のWSLではWSLからWindowsプログラムを実行できるようになってるので、これを利用して「VcXsrvが起動してるかどうかをtasklistコマンドで確認して動いてればfcitx-autostartを実行」を書いてしまおうと思います。

~/.xenvに以下を追記
if [ $(/mnt/c/Windows/System32/tasklist.exe | grep vcxsrv | wc -l) -gt 0 ] ; then
        echo "vcxsrv exists. fcitx-autostart execute."
        fcitx-autostart
else
        echo "vcxsrv does not exist. do nothing."
fi
色々と力づくなのは承知しており、以下の懸念があるのは言わずもがなです。
  • tasklistコマンドの位置がWindows/System32の下にあることが将来的に保証されない
  • tasklistコマンドで表示した場合のVcXsrvプロセスが小文字のvcxsrv.exeであることが将来的に保証されない
  • VcXsrv以外のプログラムで「vcxsrv」を含むプロセスがwindowsで動作していると誤検知する
ただ、手軽にさっとできるのはこの程度とは思っています。変更があれば修正したいですね。
また、fcitx-autostartの出力が邪魔という場合は > /dev/null 2>&1を後ろにつけてもいいと思います。

まとめ

  • WSL側で必要パッケージをインストール
  • VcXsrvをインストール
  • WSL側で環境変数、実行プログラム等準備
  • Have a Happy Mozc on WSL Life!

補足

何か調子がおかしい場合
  • 入力中のGUIアプリを保存して閉じて、fcitx-autostartを実行する
  • fcitx-config-gtk3を実行して、Mozcがある(一番上にある)事を確認
  • どうしてもおかしかったらXサーバを再起動してfcitx-autostartからやり直す
  • fcitx-config-gtk3の中でKeyboard-EnglishがあってIM切り替えでMozcを外した時にEnglishに切り替わる場合、キーボードレイアウトが英語キーボードになるっぽいのでいっそ消した方が幸せかもしれない

2018-09-21

現金で釣りが出る商品券の還元率の考え方(具体的にはジェフグルメカードとイオン商品券)

完全に普段のエントリーとは違う趣ですがちょっと考えを整理したかったので。クレジットカードとかポイントとかは好きなタイプの人間です。

還元率という甘美な響き

還元率。いい言葉ですよね。大好きです。よくある例だと「100円買うと1ポイント」で、このポイントが現金1円相当で(用途が限られたとしても)使用できる場合は【還元率1%】と呼ばれます。
因みに、巷の多くのクレジットカードは還元率0.5%のものが多く、これを超える場合は高還元クレジットカードと呼ばれたりします。(概ね1%以上)
但し、ポイント付与基準がまちまちで0.5%と一口にいっても【決済の都度税抜金額200円あたり1ポイント】【請求月額1000円あたり5ポイント】みたいに色々端数が出るので、使い方によっては全然還元されないこともありますね。

クレジットカードを除くと代表的なのは「図書券を金券ショップで額面以下の値段で買って節約する」というパターンの方法です。一般的に商品券は金券ショップで買う場合はクレジットカードが使えず、定価からの値引き価格で購入できるものの現金での支払いとなります。
また、商品券を店舗で利用した場合、【釣りが出ない】というのもよくある話で、ここではこの2点に注目して「もし釣りが出る商品券を使った場合、還元率としてどう考えるべきか」について整理します。

釣りの出る商品券1.ジェフグルメカード

消化のしやすさで言えばこれが筆頭でしょう。簡単にいうとメジャー外食チェーン店(特にファミレス、居酒屋)で使えることの多いギフトカードです。
ジェフグルメカードの凄いところは概ね以下の通り。たくさん持っていても利用に困らないタイプの商品券です。
  • 利用期限が設定されていない
  • 常に大量に流通(金券ショップで品切れになっていることがまずない)
  • 金券ショップで定価からの売価が安い
  • 使える店舗が非常に多い
金券ショップでの販売価格については勿論地域性はありますが、安いところ(新宿大ガード近辺)では500円の額面のものが475円(5%還元)で販売されていたりします。
また、クラブオフ等の福利厚生サービスを利用できる場合、上限はありますが送料無料で480円相当(4%還元)で買うこともできる場合もあり、任意のクレジットカードでの購入ができるクラブオフではクレヒスとして積み上げることもできます。
また、原則としてジェフグルメカードは釣りがでます。これを利用して、実際の還元率を考えます。

ユースケースとしては1枚480円で複数枚購入し、700円分の利用とします(ジェフグルメカード2枚利用、釣りは300円)。即ち
  • 出ていくもの:ジェフグルメカード2枚(960円)
  • 入ってくるもの:700円の商品と300円の釣り
ここで、300円の釣りはその後の用途がジェフグルメカードに縛られない現金で手元に戻ってくるので、出ていくものと入ってくるもの両方から引きます。
  • 出ていくもの:ジェフグルメカード2枚(960円)、マイナス300円→660円
  • 入ってくるもの:700円の商品
結果として、660円の支出の対価が700円の商品なので、割引率(≒還元率)は5.714%となります。かなり優秀です。素晴らしい。

釣りの出る商品券2.イオン商品券(≠イオンギフトカード)

続いてはイオン商品券です。イオン商品券はイオンギフトカードではありません
特徴は以下の通り。
  • イオングループのかなり多くの店舗(ミニストップやまいばすけっと)で利用可能なため、消費が容易(マルエツは使えません)
  • 金券ショップでの流通量が極端に少なく、在庫がないのも普通
  • 金券ショップでの販売価格が安いと思われる新宿大ガードでも500円券が494円(1.2%還元)、1000円券で992円(0.8%還元)と、単純な還元率を考えると余り美味しくない
  • 買い取り価格も97%と極端に高いので、まとまった額のイオン商品券があれば消費せずに金券ショップに売るのもそれはそれでアリ
ユースケースは500円券と1000円券の場合それぞれで考えます。また、現実的に最も効率の高くなるケースを考えます。まいばすけっとで使えるので、普通に飲み物を買うとして70円でトップバリュのお茶(実際はもうちょっと安い)を買うと仮定。

ユースケース1は500円券を494円で購入、利用は70円。
  • 出ていくもの:イオン商品券500円券1枚(494円)
  • 入ってくるもの:70円の商品と430円の釣り
ここで、430円の釣りは現金で手元に戻ってくるので、先程と同じように出ていくものと入ってくるもの両方から引きます。
  • 出ていくもの:イオン商品券500円券1枚(494円)とマイナス430円→64円
  • 入ってくるもの:70円の商品
64円で70円相当のものを入手できたので、還元率は8.571%。まさかの高還元ですね。

ユースケース2は1000円券を992円で購入、利用は70円。
  • 出ていくもの:イオン商品券1000円券1枚(992円)
  • 入ってくるもの:70円の商品と930円の釣り
同じく釣りを両方から引きます。
  • 出ていくもの:イオン商品券1000円券1枚(992円)とマイナス930円→62円
  • 入ってくるもの:70円の商品
62円で70円相当のものを入手できたので、還元率は11.42%。はっきり言って超高還元です。
超高還元と書いてはみたものの、イオン商品券は流通量がそもそも極端に少なく、額面以下で入手すること自体が極端に難しいこと、少額の商品を買わないと還元率がめちゃめちゃ悪くなる(これが一番面倒)ので、使い勝手としてはかなり悪いのが正直なところです。
上のユースケースではペットボトルのお茶を買うことを想定していますが、ぶっちゃけ業務スーパーで500mlのお茶は39円(税抜)で売っているので、それと比べるとどれだけ割高に買ってるんだよという話になりかねません。

なので、店舗の多いイオングループで使えることのメリットを利用して、「出先で極端に喉が渇いたけど飲み物がないので近くのまいばすけっとでお茶を買った」くらいの使い方でないとここまでの還元率は出せません。そもそも入手にいくらかければバランスするかというところも問題として出てきます。

ということで特にイオン商品券については机上の空論にかなり近づきますが、現金で釣りがもらえることのありがたみを噛み締めつつ今日も生きていきたいと思います。

2018-08-08

Linuxで外部モニターの解像度を指定して表示させる

PC:ThinkPad X230
OS:Ubuntu MATE 18.04LTS
モニター:BUFFALOのWUXGAのモニター(D-Sub接続)

とりあえず繋いでみたらWUXGAのモニターなのにXGAで表示しやがったのでなんとかする。
手順は何から何までこちら参照。

外部モニターを設定しようとするとこんな感じ。
  • ミラーリングで表示される
  • 解像度はXGAが最高
この状態でもミラーリングを解除すれば別表示にはできるけども…
  • やっぱり解像度はXGAが最高
現在のモニター設定を確認
$ xrandr
Screen 0: minimum 320 x 200, current 1366 x 1536, maximum 8192 x 8192
LVDS-1 connected primary 1366x768+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 277mm x 156mm
   1366x768      60.00*+
   1360x768      59.80    59.96  
   1280x720      60.00    59.99    59.86    59.74  
   1024x768      60.04    60.00  
   960x720       60.00  
   928x696       60.05  
   896x672       60.01  
   1024x576      59.95    59.96    59.90    59.82  
   960x600       59.93    60.00  
   960x540       59.96    59.99    59.63    59.82  
   800x600       60.00    60.32    56.25  
   840x525       60.01    59.88  
   864x486       59.92    59.57  
   800x512       60.17  
   700x525       59.98  
   800x450       59.95    59.82  
   640x512       60.02  
   720x450       59.89  
   700x450       59.96    59.88  
   640x480       60.00    59.94  
   720x405       59.51    58.99  
   684x384       59.88    59.85  
   680x384       59.80    59.96  
   640x400       59.88    59.98  
   576x432       60.06  
   640x360       59.86    59.83    59.84    59.32  
   512x384       60.00  
   512x288       60.00    59.92  
   480x270       59.63    59.82  
   400x300       60.32    56.34  
   432x243       59.92    59.57  
   320x240       60.05  
   360x202       59.51    59.13  
   320x180       59.84    59.32  
VGA-1 connected 1024x768+0+768 (normal left inverted right x axis y axis) 0mm x 0mm
   1024x768      60.00* 
   800x600       60.32    56.25  
   848x480       60.00  
   640x480       59.94  
HDMI-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
HDMI-2 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
HDMI-3 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-2 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
DP-3 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
どうやらLVDS-1とVGA-1が認識されていて、VGA-1は1024x768が適用されているらしい。cvtというコマンドで解像度に対応する文字列を出す。

$ cvt 1920 1200
# 1920x1200 59.88 Hz (CVT 2.30MA) hsync: 74.56 kHz; pclk: 193.25 MHz
Modeline "1920x1200_60.00"  193.25  1920 2056 2256 2592  1200 1203 1209 1245 -hsync +vsync
cvtコマンドの結果をVGA-1に追加

$ xrandr --newmode "1920x1200_60.00" 193.25  1920 2056 2256 2592  1200 1203 1209 1245 -hsync +vsync
$ xrandr --addmode VGA-1 1920x1200_60.00
解像度の1024x768の上に1920x1200が追加されるのでそれっぽくして反映できることを確認。
で、このままではXのセッションを抜ける度に設定が消えるので、xrandrコマンドをログイン時に反映するために~/.profileとかに追記する。

xrandr --newmode "1920x1200_60.00" 193.25  1920 2056 2256 2592  1200 1203 1209 1245 -hsync +vsync
xrandr --addmode VGA-1 1920x1200_60.00
xrandr --output VGA-1 --mode 1920x1200_60.00
最後のxrandr --outputはVGA-1を1920x1200_60.00で表示するようにする。これでXのログイン後に外部モニターはWUXGAで表示されることを確認。

使わなくなったプリンターを処分する方法について考えて実践したこと(自治体依存)

概要

昔使っていたプリンターが使おうにもどうにもならないので、処分する時に考えたこと、改めてプリンターが自宅にあった方がいいと思ったので、買い替えるにあたってどうしたかをメモとして書き残します。

使っていたプリンター

Canon PIXUS(恐らく海外名PIXMA) iP3100。2004年10月8日発売。買った決め手は両面自動印刷が可能なこと(一旦印刷が終わったものをまた吸い込んで印刷するという男気溢れる方式でした。たまにちょっとズレました)

どうにもならなさ

対応OSが色々相当ぶっちぎってしまっていて、イマドキの使い方に対応できそうもない。発売年が2004年なのも勿論ですが、じゃあどのくらい対応できそうなのかというと、WindowsだとVista 32/64bit、Linux用にはCanon Bubble Jet Print Filter Ver.2.50 for Linuxが対応していますが両面自動印刷ができないので使ったことありませんでした。ディストロはSUSE Linux 9.1/Turbo Linux 10F。時代を感じますね。

処分するにあたっての課題

パソコンって最近は中古で売る以外に処分する場合、リサイクルが義務付けられていて、原則販売したパソコンメーカーが回収します。メーカーが存在しない場合は一般社団法人パソコン3R推進協会が回収。
片やプリンターはどうかというと、リサイクルが義務付けられていないため、メーカーが回収することはありません。家電量販店では下取りとして同じ種類のものを買った時に回収するサービスを提供していることが割とあります。但し、これはこれで結構万能という訳ではありません。

家電量販店で回収してほしい場合

まず、家電量販店で回収してほしい場合の条件として色々チェックする項目があります。

  • 家電量販店で回収サービスを提供しているか
  • 提供している場合、店頭販売限定ではないか(オンラインでできるか)
  • 利用したい場合に別途かかる費用はないか

今回調査したのはビックカメラ、ヨドバシカメラ、ノジマオンラインです。

ビックカメラ 【店舗限定】買い替え無料下取りサービス

https://www.biccamera.co.jp/service/logistics/shitadori/index.html
店頭販売のみ、15000円以上、動かなくてもOK

ヨドバシカメラ 下取りキャンペーン

https://www.yodobashi.com/store/630047/
店頭販売のみ、10000円以上、破損・故障が無く『通電し使用可能な製品』、100ポイントくれる

ノジマオンライン 【プリンタ】商品到着後、下取り品に伝票をつけて配送業者へ引き渡すだけ  SHITADORI-P

https://online.nojima.co.jp/commodity/1/8000000032034/
オンライン販売、2000円で回収、壊れてても問題なし(動作品の記載なし)

キーポイント

今回、回収前提でお店を選んだため、当初はAmazonだの楽天だのは候補から外して考えていて、ヨドバシの店舗に行って販売員さん(メーカー応援)に質問してみました。
まず、店頭購入で下取りの対象になるが、配送料がかかる場合がある(条件ありで私の場合は無料になります。具体的にはヨドバシのオンライン会員になっていて、ゴールドポイントカードのポイントとの共通化が終わっている場合は配送料無料)。
動作品と判断されない可能性がある(回収業者によって異なるが、電源が入ることをチェックする場合と、実際にプリントアウトを確認する場合があるので一概には言えない)
それで今回、XPもVistaもそもそも持ってないし実際にプリントアウトするのは不可能ですねー困りましたねーという話をしていたところで販売員さんから
「横浜市にお住まいなら、A4インクジェットなら燃えるごみで捨てられますよ」
という金言が。
マジかよという予想外の提案を元に確認してみたところが以下です。


http://cgi.city.yokohama.lg.jp/shigen/bunbetsu/list_h.html
サイズが3辺とも50cm未満という条件がつきますが、燃えるごみとして廃棄可能です。A4インクジェットは大凡この範囲に入ります。なお、これを超えても横浜市ではプリンターは200円で粗大ごみとして回収してくれるので、費用負担的には少なくすみますね。
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/sub-shimin/dashikata/das3-1.html

ということで、店頭購入前提で諸々考えていたのを一旦リセットしてゴミ出し(インクカートリッジを外すのを忘れずに)+オンライン含めて考えることに。購入したのはBrother HL-L2375DWで、カラー印刷しないのにカラーインクがないとモノクロ印刷もできないジレンマとインク管理という逃れられない呪縛から卒業することにしました。
皆さんもダンシャリはお早めに!

2018-07-23

あまりに暑くてどうにかなりそうなのでカラオケの鉄人のカラ鉄ホーダイで涼を取る方法を紹介する。

みなさんこんにちは。今までこんなに暑かった7月って記憶にありますか?個人的な感想では1月でしたがシンガポールの暑さに近い感覚でおります。
あの時も真上から照りつけるギラギラした日差しの中でショッピングモールがあれば入って行きました。(赤道直下で昼の日差しは影ができないから基本日陰がない)

日本で7月なのにこの暑さはもうどうにもならない感じなので、ついカッとなって最近試しに契約してみたカラオケの鉄人が提供する月額定額の使い放題サービス「カラ鉄ホーダイ」について書きたいと思います。検討中の方には参考になれば幸いです。

どんなサービスなのか?


  • カラオケの鉄人の店舗を、1日1回「室料無料」で利用できる。利用不可能な時間帯はある。
  • カラ鉄ホーダイのパスポートは月額1500円(税込1620円)。決済方法はクレジットカード(3Dセキュア不要なのでデビット、ブランドプリペイドでも可)または携帯キャリア決済。
  • 毎月自動更新だが単に30日/31日ごとに決済してるだけな気がする。日割りはなしで、契約日から翌月-1日まで利用可能。月の終わりくらいに解約して、また使う日に契約すれば無駄なく使えるのではないか(未検証)
  • Android/iPhoneが必要。アプリの画面を表示して、店員さんにもぎってもらう必要あり。Androidアプリは https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.ne.tetsujin.karatetsu

どんな人に向くのか?


  • カラオケ好きな人
  • 大きな音を出したい人
  • カラオケの鉄人の近所に住んでいる人/通りすがりにある人
  • エアコンが効くので涼みたい人
  • 店舗によってはWi-Fi開放されてる

どうすれば元が取れるのか?


  • 長時間利用する。何日も利用する。

ということで、何回か使った感想などを詳細に記載します。
カラオケの鉄人は個人的にはあまり利用したことがなかった(勤務先の近くになかった)のですが、通信カラオケメーカーを横断した曲入力できるので、初めて知った時は結構衝撃を受けましたね。
店舗は東京(27店舗)・神奈川(15店舗)・千葉(3店舗)のみ。駅近に店舗がある印象。ヒトカラの鉄人(1店舗)はカラ鉄ホーダイの対象外。

カラ鉄ホーダイが利用できない時間

  • 金曜・祝前日21時〜23時
  • 土曜15時〜17時/21時〜23時
  • 日曜・祝日14時〜17時

この手のサービスの割にそんなに多くない印象を個人的には受けます。ただ、当然ですがそもそも満室で利用できないとか待たされるとかはあります。
また、これも当然ですが店舗の営業時間しか利用できないので、利用したい店舗の営業時間は事前に確認しましょう。概ね12時〜の店舗が多い気がします(早くて10時〜)



で、カラオケの料金ですが大雑把に「室料」「ドリンク代」がかかります(フードを注文すれば別途フード代がかかります)。カラ鉄ホーダイはこのうち「室料」を1日1回無料にできるので、ドリンク代についてはパスポートを持っていても利用の都度かかります。飲食物の持ち込みは不可です。

全ての店舗でそうなっているのかわかりませんが、概ね「ワンドリンク」「飲み放題」が設定されていて、ドリンクは400円〜の料金設定のようなので、ワンドリンク制で利用する場合の都度料金は約400円〜になります。「飲み放題」の場合、フリータイムでは固定料金、30分単位の利用料金の場合は30分毎にいくら、という設定になっているので、都度の利用料金は

  • ワンドリンクを頼んで1杯で粘る
  • 飲み放題の場合はフリータイムで入れればそれなりに長時間快適に過ごせる
  • 飲み放題でフリータイム適用外の場合は従量料金がかかる(それでもそんなに高くないですが)

ネカフェと比べてどうなのか

ではここで似たような従量課金で得られる環境が似ているネットカフェとどう違うのか、どっちが得なのか比較すると、

  • 飲み放題で飲めるドリンクは基本的に同じ
  • うるさくしても問題ないし、カラオケのルームは基本小さくても正方形なので荷物がそれなりにあっても使いやすい(ネカフェの1人用のブースよりは大抵広い)
  • コミック・雑誌はない
  • 歌いたくなったら歌える(歌うかどうかは別にして)
  • PCはない(使いたい場合は持ち込めば可)。ZIPで見た時にコンセント使って良いと言っていたのでその辺も問題ないはず。Wi-Fiは調子悪いときがあるのであまり目当てにしない方が吉
  • ネカフェはだいたい3時間のパック料金が1000円前後に設定されている気がするので、フリータイムで飲み放題で長時間行ければお得。フリータイム適用外の場合はトントン
  • フリータイムは夕方までの設定が多いので、その時間帯に使える人は得に使える可能性が高い

ということで、異様に暑い夏をともに乗り切りましょう。

2018-04-08

LMDEからの卒業(予定)

もうかれこれ数年に渡って愛用しているLinuxディストロであるLMDE/Linux Mint Debian Editionですが、些細なきっかけにより今後使用するディストロから外れていく可能性が高くなりました。

2016-05-21

Ubuntu使ったらブラウザでF12キーで開発者ツールにしようと思ったら画面上部にターミナルが表示されてうざすぎるのでなんとかする方法を考える。

概要
最近DellのInspiron 13 7000シリーズ(Skylake/第6世代Core i5)を買いまして、本当ならLMDE2をいつもどおり入れたかったんですがGRUBのあとに暗転、GRUBからのオプションに確か「i915.modeset=0」を指定してその先には進んだものの「syspath not found」とか表示されて無理そうだったので、てっとり早くUbuntu MATE16.04を突っ込んでお茶を濁してみてるんです。
諸処の設定はLMDEとそんなに変わらないんですが、ちゃんと使い始めてみたら標記の罠にひっかかりどうしたもんかなと。

F12を押すだけでとにかく表示されるターミナルはそもそも何なのか。
Guakeというアプリらしいです[1]

ブラウザ使っててF12で表示されるあれは何なのか。
FirefoxでもChrome/ChromiumでもF12で表示されるあれは開発者ツール/Developer toolsというみたいです(もともとIEが最初に搭載したという話を見た記憶がありますが記憶が怪しいです)

こうなる

対処法
必要ないのに立ち上がってきたguakeの何もないところで右クリック→Preferences
KeybindingsタブのPull Down TerminalでF12以外のキーバインドに変更(とりあえず間違いなく使わなそうなAlt+F12にしました)
変更後に今生のお別れをするのは変更済みのAlt+F12を押す必要があります。さようなら。

雑感
Ubuntuの開発者はブラウザでどの要素がこれを表示してるかなんか見ることないんだろうなーと。
似たような感想は.screenrcでCtrl+ZをCtrl+Aの代わりに割り当てる設定をひたすら拡散する人を見た時にも思いました(フォアグラウンドプロセスにSIGSTOPを送ってバックグラウンドに回して再開したいときはjobsでジョブ番号見てfg ジョブ番号で手前に引っ張ってくることがない人生が羨ましすぎて)


[1] http://guake-project.org/