いつもセキュリティホールが見つかる対象として諸悪の根源的な扱いも受けることの多いFlashですが、それでもあったほうが便利な状況は未だに多く、特にデスクトップ用途ではその傾向が顕著です。
また、GNU/Linux上での扱い方もコロコロ変わったりするんですが、Debianで扱う[1]上で今の時点で一番筋の良さそうな方法を記載します。前提は以下。
- ChromiumブラウザでFlashを使う
- アーキテクチャはi386/amd64
Chromium上でのFlashの扱い
(Chromeではない)Chromiumを使う場合、ブラウザにFlashが同梱されていないため、手動で導入する必要があります。(ChromeにはPPAPI版のFlashが同梱されているので、このエントリの手順は必要ありません)
Flashの導入はパッケージとしてaptからできますが、NPAPI版[2]とPPAPI版[3]のパッケージがあります。詳細な違いは把握してませんが、NPAPIは古いアーキテクチャでメンテナンスが大変らしい、基本的にChromeはNPAPIのサポートをやめる方向、バイナリをadobeからダウンロードしてくる。PPAPIは新しいアーキテクチャで、GoogleがメンテしていてバイナリもGoogleからダウンロードしてくる。という違いはあるようなので、ここではPPAPI版[4]の導入をすることにします。
パッケージのインストール
# apt-get install pepperflashplugin-nonfreeインストールは以上で、パッケージのインストールの場合はバイナリを落としてきてインストールまでやってくれるみたいです。
普段のメンテナンス
pepperflashplugin-nonfreeパッケージ自体はflashのバイナリを含んでいるわけではなく、update-pepperflashplugin-nonfreeコマンドの実行によってバイナリが更新されているかを判断するようです(NPAPI版のflash-plugin-nonfreeと同じ)
# update-pepperflashplugin-nonfreeということなので、--statusを付けてアップデートがあるかチェック、あれば--installで更新ということになります。(更新があるかどうかを自動的に確認する方法は無さそうです。)
Usage:
update-pepperflashplugin-nonfree --install
update-pepperflashplugin-nonfree --uninstall
update-pepperflashplugin-nonfree --status
Additional options:
--verbose
--quiet
ちなみに、現在の状況は
# update-pepperflashplugin-nonfree --status
Flash Player version installed on this system : 14.0.0.125
Flash Player version available on upstream site: 14.0.0.125
0 件のコメント:
コメントを投稿